とお あまり むっつ ページ18
春峰さんを探して校舎内をうろうろしていると、どこからか微かに声が聞こえた。
……あっち?
声の聞こえる方には、もう使われていない空き教室しかない。
つまり、寄り付く人がいないのだ。
それに加えて春峰さんの性格……あー、もしかして…いじめ、とか無いよね…?
嫌な予感が頭をよぎる。
しかし私は春峰さんに用があるのだ。それに、本当に苛められてるとしたらほっとく訳にはいかない。
……何でこんなお人好しなのかな、私…
この性格はどうしようもないな、なんて思いながら、少し速足でそちらへと向かう。
近付くにつれて、どんどんはっきり聞こえてくる。
「___っ___!___だよ!__ふざ____なっ!」
…耳に入ってきた暴言の数々に、あぁやっぱり、とため息をつく。
扉の前まで来ると一瞬躊躇するが、覚悟を決めて手をかける。
がらがらっ
思ったよりも響いた扉の音に、中に居た全員が注目した。
「……なに、アンタ」
そこに居たのは、数人の派手な女子____恐らく先輩だろう____と、春峰さんだった。
そして私はゆっくりと口を開いた。
「いや、まぁ、何って言われると…その…」
………やばい何も考えてなかったーー
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ロア - 悪女ぼろ出して欲しいです☆ (2022年9月7日 17時) (レス) id: f71c6b27b8 (このIDを非表示/違反報告)
ロア - イイね!がんばれー!!!!!! (2022年9月7日 17時) (レス) @page24 id: f71c6b27b8 (このIDを非表示/違反報告)
紫苑 - 更新がんばってください!続き楽しみです (2022年5月7日 4時) (レス) @page24 id: 1c7bf85d9b (このIDを非表示/違反報告)
ろん(プロフ) - http://uranai.nosv.org/img/user/data/e/9/c/e9ccb632f419cf570b40dff8d5a117bf.jpg 描いてみました。想像していたのと違うことがあれば遠慮なく言ってください。本当に下手ですみません (2017年4月7日 20時) (レス) id: 2c04832131 (このIDを非表示/違反報告)
雪だるま - 頑張ってくだせぇな! (2017年4月5日 21時) (レス) id: e556873c73 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:白黒 | 作成日時:2017年1月4日 11時