１４話 ページ14
「ただいまー！」
午後６時半。家に帰ると、美味しいにおいがたちこめていた。
「おかえり。」
アレンが無愛想ながらもおかえりといってくれたので、久しぶりのお帰りに顔がほころぶ。
でもなんだか表情をみると、顔に疲れたと書いてある。
「なにかあったの？なんかすごくげっそりしてない？」
手を洗って、食卓につくと、食べる前に真っ先に聞いてみる。
「それが、・・・水蒸気でびしょ濡れになったからマスクを取ったら、やけに女の人に声をかけられてしまって・・・家まで帰るまでに何人と話したか・・・
挙げ句家までついてこようとしたから、プライバシーの侵害だときつく言って追い払ったんだが・・・」
・・・なるほど。納得できすぎてなにも言えない・・・
とりあえず食べよう。
「いただきます！」
「ああ。」
食事をみると、たっぷり昆布とタコの出汁が効いたタコ飯に、タコのお刺身、それにもやしのナムルがたくさんついている。
・・・好きなものドストライク(*´∀｀*)
「おいしい！でもタコってあんまり食卓に出てこないイメージあるけど・・・」
思わず顔がほころぶほどのおいしさ。
タコ飯は、口に含んだ瞬間に出汁の味がひろがる。それに出汁をたっぷり含んでいるから、噛む度にその出汁がしみでてくる。
ナムルはニンジンやほうれん草も入っていて、胡麻油の風味がたまらない。少し濃いめの味つけで、それがまた美味しい。
「よかった。タコが安かったからな。」
アレンの言葉がよくわからず、聞いてみる。
「え？安いとかあるの？ものの値段とか変わらなくない？」
アレンは私の言葉に、驚いたように目をぱちくりさせている。
今の言葉に驚くようそあるかな？
「あ、あと、マスクと眼鏡はとっちゃダメ！めっちゃ美形なんだから、ナンパとかストーカーされたら嫌でしょ？？
あー、それにしてもおいひぃねー(*´∀｀*)」
アレンが言葉につまっているようだったので、言いたいことだけ言ってみたところ、アレンはさらに驚いたような顔をした。
ーーーーーーーー
悲報
夢主ちゃんは世間知らずのちょっとお嬢様(・・;)
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
優夜さんのファン1号 - そして私が知らないうちに続々と小説の投稿が増えてる〜ひやー嬉しい悲鳴です (2016年9月24日 21時) (
レス) id: 4d4539a309 (このIDを非表示/違反報告)
優夜さんのファン1号 - 15話まで読みました。リサの学校が始まって宿題が難しそうにしているところでアレンが教えてる！頭もいいですね。 (2016年9月24日 21時) (レス) id: 4d4539a309 (このIDを非表示/違反報告)
優夜さんのファン1号 - 8話から10話まで読ませていただきました。面白いです。アレン料理作れるんですね。すごいです。 (2016年9月15日 15時) (レス) id: 4d4539a309 (このIDを非表示/違反報告)
優夜さんのファン1号 - こんな、小説に出会えて幸せものです。次回作も楽しみ過ぎるです (2016年9月12日 21時) (レス) id: 4d4539a309 (このIDを非表示/違反報告)
皇優夜(プロフ) - 優夜さんのファン1号さん» 閲覧ありがとうございます！まだまだ拙い文章ですが、たくさん嬉しい感想をいただけてうれしいです♪今後も随時更新していきますので、閲覧よろしくお願いします！ (2016年9月12日 21時) (レス) id: cca9fc0d62 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：皇優夜 | 作成日時：2016年9月10日 23時
