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話し合いが始まり そこそこの時間が経った頃。まふくんが、ちょっとトイレ行ってきますねーと席を立つ。
これが、ドッキリ始めの合図だ。まふくんがちらりとこちらを見て、にっこりと笑った。頑張って、という意だろうか。私はバレそうな気もしたので その笑顔に笑い返しも頷きもしなかった。
まふくんがリビングから出ていった後、私とそらるさんだけが残る。いつも二人になった時は、こんなにも緊張しないのに というぐらいドキドキして胸が痛い。
告白、というのはここまで緊張するものなのかと 改めて実感する。
そらるさんは、いい感じに話詰めれてきたね、空綺は何やりたい？と、いつも通りに話し掛けてくる。違うのは、私の本名を呼んでいないこと それだけだ。
それとは反して、いつもは 普通にそらるさんの言葉に返す私は、えっと…なんて 口ごもり始めたものだから、そらるさんが首を傾げて私に問う。
｢ …空綺？なんか今日、元気なくない？ ｣
｢ いえ別に、そんな… ｣
ちょっと緊張してるだけで、と口を滑らせると 緊張…？と更に不思議そうな顔をする。
やばい、とも思ったが いっそこの流れで告白してしまおうと心に決めて 一生懸命逸らそうとしていた目を そらるさんへ向けた。
｢ もしかして、動画取ってるから緊張してるとか？ ｣
｢ 違くて、その… ｣
｢ うん ｣
｢ そ、そらるさんに話があって！ ｣
｢ …俺に？ ｣
そんな緊張する、大事な話なの？という言葉にそっと頷く。喉を震わせて、何故か出にくい声を必死に絞り出して、気持ちを表に出した。
｢ 私、私…そらるさんのことがっ ｣
｢ ま、待って ｣
私の言葉を途中で遮ると、そらるさんは マジで？え、嘘だろ…と呟きながら 口元を片手で隠す。あんまり慌てているそらるさんを見ないので、結構レア度が高いものを取れたのではないかと満足出来た。
予定では、別室で私たちの様子を見ている まふくんがリビングに戻ってきて、ドッキリ大成功〜！という報告をして終わる。…はずなのだが。
どうしたわけか、まふくんは 戻って来ず。
そらるさんの アワアワとしながら零す声だけが、私達の空間を満たす。
｢ …ごめん、途中で止めちゃって ｣
｢ いえ、大丈夫です ｣
｢ あのさ、さっきの話なんだけど ｣
続き、俺から言わせてくれないかな？
そう言ったそらるさんの声は、先程とは違い 私と同じように緊張感を含んでいた。
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零生(プロフ) - とど!さん» 素晴らしい作品たくさんありますよね！ (2017年10月6日 18時) (
レス) id: c45c7990b9 (このIDを非表示/違反報告)
とど! - 最近神作多い、、、 (2017年10月6日 18時) (レス) id: e86dc1fb73 (このIDを非表示/違反報告)
零生(プロフ) - きつねびさん» 悪いけど狐日和日和は書かないよ…() (2017年9月24日 22時) (レス) id: c45c7990b9 (このIDを非表示/違反報告)
きつねび(プロフ) - 日和がつくとどうしても反応してしまう() (2017年9月24日 22時) (レス) id: 3090c9cf7a (このIDを非表示/違反報告)
零生(プロフ) - 紫乃さん» はい！頑張りましょう(´・ω・｀)中間テスト嫌ですよね…想像するだけで鳥肌立ちます( 笑 ) (2017年9月23日 11時) (レス) id: c45c7990b9 (このIDを非表示/違反報告)
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