【WT】この気持ちに名前をつけるとするならば【短編・中編集】

#07 無知で強引な(kn) ページ13

ガチ田舎から上京していきなり都会に住むとかありえないのかな。

友達からも両親からも猛反対されたし。
でも一応方言を使わないように意識してたから多分大丈夫でしょ。

kn「ちょっ……君！」

『？はい？』

kn「鍵、落としたけど。」

『あ……すみません。拾ってくれてありがとうございました。』

kn「なーんてね。」

『は？』

kn「この鍵、俺がもらっとくよ。」

は？いや……住む家無くなるんですが!?

『何やってるんですか？犯罪ですよ？』

kn「見た目より硬い感じだね、君。」

『いきなり鍵取られて怒らない人なんていると思ってるんですか!?』

kn「なるほどね、気に入った。ちょっとこっちおいで。」

『そうやって気に入ったとかみんなに言ってるんでしょ？分かってるけ……分かってるんだから。』

kn「まず鍵落とす人なんてそうそういないからねw君ぐらいしかいないよ。てか、君上京してきたの？」

『そうですけど。』

一瞬でバレた……

kn「じゃあなおさらじゃん。」

『？』

kn「俺の家、住む？」

『え？』

kn「住んじゃう？」

『いやいやいや……さっき知り合ったばっかりの赤の他人ですよね？』

kn「確かにそうだけどw」

『いや〜…それは……ちょっと遠慮しときたい感じです。』

kn「君に拒否権ないけど？」

『なんで赤の他人の家に行かないといけないんですか〜…』

kn「もう一度言う、君が気に入ったから。」

訳分からない。
今日からこの人と住むってこと!?

kn「俺の家、豪華だから君の部屋たくさんあるよ。」

『へ、へー、凄いんですね。』

kn「もちろんだよ。さ、こっち。」

強引に手を引かれ私は歩いて行った。
ｰｰｰｰｰ
更新遅れてしまい申し訳ありませんでした。

ちょうど7万人記念の絵を描いてまして。
これからはまた普段の速さで更新していくと思うので、よろしくお願いします。

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