【銀魂】甘い塊、甘い君【沖田総悟】

story.6 ページ7

あれから家に帰って、ベットに沈んだ
そしてパソコンを開いて、カタカタと音が響く


"大人っぽい女性"


検索欄に、そう打って検索した



一番目から出てくるのは、やはり『色気』



「んー･･･」



色気のある女性は大人に見える･･･か
私には程遠いじゃん･･･

私って、どっちかっていうと子供っぽいし･･･




調べてもいまいちよくわからなかったり
制服の私にはできないことばかり･･･

私服もいちいち買うのは面倒だし･･･



私にせいぜいできるのは
おとなしめのイメージを出すことと･･･


「あ･･」


『香り』


仄かな香りが、色気を出すらしい
いい香りのシャンプーならある


「使ってみよっかな･･･」




落ち着いたイメージと、香り

これくらいかな



＊



＿＿ピンポーン


朝、約束の時間になるといつも、インターホンが鳴る

「おはよ」

「はよ」

いつもと変わらないあいさつ
私なりに、落ち着いた口調を演じたつもりだけど･･･




いつも、登校中は私がベラベラと話し
総悟がそれに答える形


今日は、口数を少なくし
大人っぽさを出そうと努力



時々、髪をなびかせ香りに気づかせようとしてみるけど
全く気づかない


＿＿香り薄すぎたかな･･･





学校でも、今日一日私は頑張った
すると、いつもと違う私を心配に思ったのか


何人か
「風邪引いた？」と話しかけてくる


どんだけ失礼なんだ
こっちは頑張って色気を少しでもだそうとしてるのに




･･･まぁ、肝心の総悟が気づかないんじゃ意味ないんだけど







「鈍感総悟･･･」

ちょっとくらい気づいてくれたっていいじゃん
ずっと一緒にいるのに
幼馴染の変化にも気づけないの？


勝手な不満を抱えて、私は頬を膨らませた

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