story.2 ページ3
「ほんっと仲いいアルなぁ」
「そう？私は仲良くしてるつもりないけど」
神楽のつぶやきに、Aはブリックパックの牛乳を飲みながら答える
その牛乳を見て、神楽は呆れるような目をする
「･･･なんか、Aっていつも牛乳飲んでるネ
好きアルカ？」
「別にぃ」
そう言う口調はなぜか少し怒り気味
Aの態度に、首を傾げた
「別にさ、牛乳なんて好きじゃないよ
美味しくないし」
「じゃあ飲まなきゃいいじゃん」
「飲まなきゃダメなの!」
ガタッと立ち上がり、Aは牛乳パックを捻り潰す
中身はすでに空だ
「総悟が、私の事チビとか貧乳だとか悪口ばっか言ってくるんだもん
だから牛乳飲んで見返そうと思って！」
必死そうに叫んで、2個めの牛乳を取り出す
そこへ、噂の沖田が帰ってきた
「あ、また飲んでる」
「ったりまえでしょーがッ!!」
飲んでいる理由を口に出したあと、イライラがこみ上げて来てしまい
Aは再び理不尽にキレた
「絶対身長のばして、胸大きくして見返してやる!」
「牛乳だけで身長は、あんま伸びねーよ
胸だって、でかくなんねーし」
「は？」
なんのためらいもなく言われた言葉に、Aは間抜けな声が漏れる
沖田は続ける
「確かに牛乳はカルシウムがあるから、身長伸びるとかいうけど
実際はそんなに効果はねぇよ
バランスの良い食事をして、早寝しねーと」
Aは硬直したまま、沖田の話を聞いていた
神楽も一応のように耳を傾けている
「あと、牛乳で胸でかくなるなんて完璧な嘘
骨は丈夫になるけど
胸でかくしたいなら、きな粉牛乳とかキャベツのほうがいいらしい」
とんでもない情報を耳にしてしまったAは、牛乳を床に落としてしまった
そしてしばらくの沈黙...
「･･･な、な･･･なら私の苦労はいったい･･」
絶望に落ちるAに、沖田は付け足すように言う
「揉むって手もあるぜぃ」
そういって、手をワキワキと動かす
Aは叫びながら、自分の肩を抱いた
「ま、とりあえず牛乳はどっちにしろ効果なしってことだ
もうやめとけよ」
そういって自分の席に腰を掛ける
Aはいまだショックから立ち直れない
そんな二人を交互にみて、神楽は呟く
「絶対仲良いじゃん」
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栗兎(プロフ) - ありりんさん» 返信遅れて申し訳ないです!!!:(；ﾞﾟ'ωﾟ'):泣けるだなんて嬉しいです！ありがとうございました(*´∀｀*) (2014年11月3日 14時) (
レス) id: 7f98b3fc2c (このIDを非表示/違反報告)
ありりん(プロフ) - 泣けます泣けますぅ〜（T□T) (2014年10月18日 21時) (レス) id: ae62b04dca (このIDを非表示/違反報告)
栗兎(プロフ) - ありがとうございます！そう言っていただけると嬉しいです(*´∀｀*)頑張りますね！ (2014年5月24日 19時) (レス) id: 5a10e76db9 (このIDを非表示/違反報告)
チーズ - 総悟ちょーかっこいいです！これからもがんばってください (2014年5月20日 18時) (レス) id: a7fb420e36 (このIDを非表示/違反報告)
栗兎(プロフ) - ゆうかさん» あぁぁあッ、ありがとうございます!!･ﾟ･(つД｀)･ﾟ･ ｳｪ―ﾝすごく嬉しいです、ありがとうございます！更新頑張りますね！ヽ(´ー｀)ノ (2014年5月17日 15時) (レス) id: 5a10e76db9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：栗兎 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Kuri-Rito/
作成日時：2014年5月3日 19時
