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story.16 ページ17

「なんかもうホント・・・、最近疲れる」


アーモンドチョコを舌で転がしながら、呟いた

まるで、仕事で疲れたサラリーマンのような気分だ



「あらそう、なにかあった?」


「なんかこう、関わりづらい」


最近はいちいち総悟を意識しちゃって
目も合わせらんない


話しかけられる度、いちいち敬語になっちゃうし


私から、話しかけるのが少なくなったし・・・・





ガンッ、と机に頭を突っ付してうなだれた

すると頭上から、妙ちゃんの上品な笑い声が聞こえた


「Aちゃんも、やっと青春が始まったのね〜
 楽しくなるわよ」

「だからなんなのよ、青春って・・・・」

「すぐわかるわ」



ニコニコと笑顔を絶やさない

その笑顔の裏に何かが隠されてそうで

私の中のモヤモヤが膨れ上がる


「沖田さん、寂しいんじゃないかしら
 急にAちゃんが静かになっちゃったら」

「・・・なわけ」

「あんなに仲良かったんですもの
 ずっとあのままで居たいはずよ」


総悟ってそんなキャラじゃないし・・・

そんなこと、考えないでしょ







 


とか考えてたら、突然のメール着信音


私はポケットから携帯を取り出した


相手は、総悟だった




彼の名前を見るだけでも
私の鼓動が早くなる




メールを開くと――・・・



『今日、お前ん家
 行っていい?』



たったこれだけの、短い文章






ていうか同じ教室にいるのに、なんでわざわざメール・・・

口で言えば、って言われて困るのは私か・・・・





チラッと彼の方を見ると、携帯をもって私を横目で見ている








 







 






 




『いいよ』



少し混乱した頭の中、私の指は

自然とこの3文字を打ち、送信していた

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栗兎(プロフ) - ありりんさん» 返信遅れて申し訳ないです!!!:(;゙゚'ω゚'):泣けるだなんて嬉しいです!ありがとうございました(*´∀`*) (2014年11月3日 14時) (レス) id: 7f98b3fc2c (このIDを非表示/違反報告)
ありりん(プロフ) - 泣けます泣けますぅ〜(T□T) (2014年10月18日 21時) (レス) id: ae62b04dca (このIDを非表示/違反報告)
栗兎(プロフ) - ありがとうございます!そう言っていただけると嬉しいです(*´∀`*)頑張りますね! (2014年5月24日 19時) (レス) id: 5a10e76db9 (このIDを非表示/違反報告)
チーズ - 総悟ちょーかっこいいです!これからもがんばってください (2014年5月20日 18時) (レス) id: a7fb420e36 (このIDを非表示/違反報告)
栗兎(プロフ) - ゆうかさん» あぁぁあッ、ありがとうございます!!・゚・(つД`)・゚・ ウェ―ンすごく嬉しいです、ありがとうございます!更新頑張りますね!ヽ(´ー`)ノ (2014年5月17日 15時) (レス) id: 5a10e76db9 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:栗兎 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Kuri-Rito/  
作成日時:2014年5月3日 19時

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