【銀魂】甘い塊、甘い君【沖田総悟】

story.15 ページ16

今日も家に鳴り響く、チャイム音

私は、なんのためらいもなく


いつも通り、チョコレートを口に含んで外にでる

もちろん、鞄の中にもたくさん入ってます




「はよー」

「･･･お、はょ･･」



顔を合わせた瞬間、跳ね上がった心臓


蘇ってくる記憶


「どーした？」

「う、ううん！なんでもないよ！」


若干焦り気味の私

彼は不思議そうに首を傾げながらも、言う


「･･まぁ、とりあえず行くぜぃ」

「う、ん」



そうしていつも通り･･･ではなく

かなり静かな登校が始まった


仕方ないじゃん

なんか話しかけ辛いんだから･･･


あ、ちなみに、高口くんは居ない
さすがに来なかった




「Aー」

「は、はい」

横目で顔を見て、軽く返事
いちいちドキドキしてる


「なんかあった？」

「え、え？なんにもないけど？」



言えるわけ無いじゃん


昨日のこと、思いっきり意識しちゃってます

なんて･･･



「気にしなくっていいから」

「･･･ん」






　




なんかまた気まずくなりそう･･･




「はぁ〜･･･」


大きなため息が漏れた

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