【銀魂】甘い塊、甘い君【沖田総悟】

story.14 ページ15

「ふーん」

「････え、そんだけ？」


この前のことを、神楽と妙ちゃんに話してみると
二人の反応は驚くほど薄かった



こう、もうちょっとリアクションがあっても･･･

なんか虚しいじゃん



「A、気づくの遅いアルヨ」


「そうよ、なにを今更･･･」


二人は呆れたように、揃ってため息をつく

え？何の話？

なにいってるの君たちほんと･･･





「Aちゃん、それは････」


一度言葉を切って、妙ちゃんは言う

私はゴクリ、と唾液を飲んだ






そしてなぜか

何秒、何分待っても開かない口



「妙ちゃん････?」


「･･やっぱ、なんでもないわ
　自分で気づいたほうがいいもの」


いつも通り、綺麗に笑う

そのとなりで、神楽もニヒヒッと笑った


「そうアルな！私達から言ったら何も面白く無いネ」



「え、だからなんなの？
　教えてよ」

「だーめ」


二人の息ぴったりな答え

私の中に、大きな渦巻きが生まれた




なんなのさ



教えてくれたっていいじゃん






　




　



「ケチ･･･」

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