#33 呼び名、かーらーの喧嘩 ページ34
「ってぇ・・・ッ、い、きなり何すんだてめぇ」
「なんか腹たったんで」
「いや、今のはお前が悪ぃだろ」
真顔でそう言うと、Aは話を続ける
「そんな悩まれても、今までなんて呼んでたんです?」
「・・・あいつとか、コイツとか、奴と・・・ 何その手」
Aは殴ろうとしていた手をさっと隠し、「え?なんのことですか?」ととぼけた
「お前ホントいっぺん殺してやろーか」
胸ぐらをつかみ、怒筋を浮かべる沖田に対し、
「いい度胸してますね、逆に殺してやりますよ」
Aはいつもの表情で、刀をつくり出した
___ドガンッ!!
その瞬二人のいた場所に砂埃が舞い、一瞬で見えなくなった
タイミングの悪いことに、まだ土方は帰ってきていない
「お、落ち着いてください二人とも!!」
近くにいた隊士たちは必死に二人を止めようと叫ぶ
だがそんなのはまるで無視だった
*
「また始末書!!??」
「当然ですよ・・・、飽きないですね二人とも」
叫ぶAに対し、山崎は始末書を渡した
沖田は机に頬杖をつき、相変わらず全くやる気はない
「つーかさ、山崎
なんでコイツなんかに敬語なんでィ」
Aを指差し、すこし気だるそうに言った
「別にコイツがどっかの隊長とか、副長ってわけでもねーのに
つーか立場的にお前のが上なんじゃね?」
「そうなんですか?」
山崎はわからなさそうに、首をかしげた
つーか作者も知らないからどうしようもないので・・・・まぁ、山崎のが上ってことでいいか←
「そうですか・・・
山崎さん、数々のご無礼お許し下さい」
「いッ、いやいやいやいやいやッ!!俺そんな偉い立場でもないんで!!
敬語なんて必要ありませんよ!」
頭を下げるAに、そう言って頭を上げさせようとした
こういうことにあまりなれない山崎は、かなり戸惑っている
「てめぇ、それを隊長の俺にいわねーってどういうことだ」
「・・・沖田さんは関係ありません、別に目上とか思ってませんし
仕方なく「さん」付けして敬語使ってるだけですから」
顔をそらし、ため息混じりにそう言うと、案の定また怒り出す沖田
「おッ、落ち着いてください沖田隊長!!」
必死に二人をなだめようと、焦り出す
まぁ、このあと再び喧嘩が起こったのは言うまでもないだろう
「お前ら、始末書書かせても意味ねぇな」
帰ってきた土方は、傷だらけの二人にそう言った
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ウズメ - #4の「相変わらず息の荒い少女に目をむけたまま、銀時はそうこたえた」が、「相変わらず息の洗い少女に目を向けたまま、銀時はそう答えた」”洗い”になってますよーーー (2021年7月22日 19時) (レス) id: feab4d6857 (このIDを非表示/違反報告)
神秋 - ( ,,`・ω・´)ンンン?( ,,`・ω・´)ンンン?( ,,`・ω・´)ンンン? (2017年7月26日 16時) (レス) id: 73df93152f (このIDを非表示/違反報告)
栗兎(プロフ) - 時雨さん» 教えていただきありがとうございます!すいません!!(_ _;) すごくいい作品だなんて・・・初作品なのでそう言ってもらえると嬉しいです!ありがとうございました(*´∀`*) (2015年1月9日 18時) (レス) id: 431795fa35 (このIDを非表示/違反報告)
時雨(プロフ) - 7話(?)のところ、「神楽がけ」になっています!すごくいい作品ですね!! (2015年1月9日 8時) (携帯から) (レス) id: e97c9d1060 (このIDを非表示/違反報告)
栗兎(プロフ) - 黒水晶さん» 返信遅れて申し訳ないです!!まじですかΣ(゚Д゚)ありがとうございます、すぐ直します!!m(_ _)m (2014年11月7日 22時) (レス) id: e82edda94f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:栗兎 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Kuri-Rito/
作成日時:2013年12月27日 22時