【銀魂】死神と呼ばれた少女【沖田総悟】

#28　初見回り ページ29

「なんで言ってくれなかったんですか!?」

初見回り早々、私は怒り叫んだ

何故なら見回りのメンバーに沖田さんが入っていたから････

断っておけばよかった･･

「言ったら絶対お前来ないだろうなって思って」

「土方さんホント頭狂ってますね
　言わなきゃなんねーことと、言わなくていいことの区別もつかないんですかィ」

「だから言ったらお前サボるだろうが」

「とーぜんでさァ」

彼なら言わなくてもサボる可能性あるんだろうな

なんせ始末書やらないんだもんね、あんなに溜め込んでるんだもんね

「なんで沖田さんが････ッ」

ここで私の頭はフル回転

要は彼がいなければいい話

＿＿＿チャキッ

「うわぁすげーや、警察に堂々と刃物突き出してくる馬鹿野郎がいるたァなぁ
　殺してやろーかてめぇ」

「あなたがいなければいいんですよ
　ですから今ここで死んでください」

つくり出した剣を沖田さんの首に向ける

本気で殺してやろうかな

「ふざけんな、てめぇに殺されるぐらいなら切腹でもしたほうがましでィ」

「じゃあ切腹してください今ここで」

「誰がするか」

「やめろお前ら、道の真ん中でみっともね――」

「あらら、もしかしてAちゃん？」

聞き覚えのある声

銀時さん･･?

「A―――ッ!!!」

そしてこれは神楽ちゃんか･･･!!

「神楽ちゃん!!」

＿＿＿ギュゥッ

「久しぶりヨA！
　元気してたアルか？」

「もちろん、神楽ちゃんも？」

「とーぜんヨ！今日も銀ちゃん脅して団子食べに来たアル!!」

銀時さん、ご愁傷様です･･･

まぁ私には関係もないことだけど

「皆さんは？見回りですか？」

まるで近所のおばさんのように語りかける新八さん

本当に皆と違って礼儀正しいなぁ

ツッコミはうるさいけど

「あぁ、どうやら今年は厄年らしくてな
　コイツと同じになっちまったんでィ」

と、言いながら私を指差す沖田さん

「それはこっちのセリフです
　てゆうか私と一緒になったこと謝ってくれません？」

「てめぇが俺に謝るんでィ
　頭めり込むまで土下座してな」

そう言って親指を下に向けた

「死ね」ってか、「死ね」って言う意味かそれは

「はぁ？誰があなたなんかに土下座するもんですか
　あなたにするぐらいだったら犬にするほうがマシですよ」

「どういういみだコラ」

「あらあら、えらく仲良くなったのな
　なんかあったのお二人さん」

銀時は二人を指差し土方に問いかけた

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