【銀魂】死神と呼ばれた少女【沖田総悟】

#18　入隊許可 ページ19

なんやかんやで真選組に入隊(？)して一日目

まだどこの隊になるかも、それ以前に隊士なのかもわからない状態だった

とりあえず部屋だけは用意してくれて･･･

「Aちゃん･･･あのね･･」

昼前らへんで、近藤さんが少しげっそりした顔で私のところへやってきた

「どうかしました？」

「うん･･昨日さ、入隊させるとか言ってたけどちゃんと許可取れてないんだよね
　それに、万事屋のあの銀髪の男が言ってたように、真選組は女禁制なんだ」

つまりこういうことだろう

どこの隊とか以前に真選組に入隊できるかもわからないということ

「だから、俺らで直接
　上の松平っつーとっつぁんに報告しに行こう？」

「いいですよ」

万事屋の皆に･･、真選組の皆に出会って私は自分でもすごく変わったと思う

笑えるようになったし、人間不信もなくなった

本当に感謝している


「はぁッ？女の子を入隊？」

「やっぱ無理か？とっつぁん･･」

実際その松平とやらがいる場所に行った

なかにはサングラスを掛けた厳つそうなおじさんがいた

机に足を載せて、行儀も悪い感じだが一応警察のトップらしい

「無理にきまってんだろォ
　お前こんな小さい女の子入隊させてなにするつもりだ
　また別のもん入隊させるつ―――」

「純粋な女の子に何言うつもりィ!?」

「だってよォ･･･君いくつ？」

A向かってそう聞いてくる厳つい人

正直そんな偉い人には見えない･･･

「16」

「だってよ、お前こんなか弱そうな子入隊させるなんて無理だよ
　そもそも女の子だしね キャバクラぐらいでいいんだよ」

「キャバクラも充分ダメだと思うんだが･･･」

「うっせェなァ･･･おら、3秒以内に諦めな
　じゃねーと撃つ」

厳つい人は銃を取り出すと、近藤に銃口を向けた

「はい、いー･･･いぃぃぃッ!?」

その瞬間、Aは力を使い剣をつくり出した

＿＿ガキンッ！

それを松平に振り落とす

だが件は銃で抑えられたのであった

「えッ、ちょAちゃぁぁぁぁん!?」

思いっきりシャウトする近藤に、相変わらず退かないA

「近藤さんに手は出させない 殺すよ？」

まるで人が変わったように、表情を変えた

何が起こったのかわからない松平は、冷や汗を流しながらも薄笑いを浮かべた

「結構面白ェ嬢ちゃん連れてきたじゃねーかよ、近藤･･･」

剣を弾き、銃をしまう

Aは未だ構えた状態だ

「いいぞ、そいつ･･･
　入隊させても」

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