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#17 呪神魔の呪い ページ18

沖田から、視線を自分の手に移した

これまで何人もの人々を殺して、汚れた手

目には見えない、この汚れ

「・・・別に遠ざけたりはしねぇよ
 どーせ嘘だろィ?」

横目でAを見ながらそう言うと、Aはパッと顔を上げた

その表情には少し驚きがある

「信じて・・・くれるんですか?」

「・・・単にそーゆう迷信的なもんは信じねェだけだよ
 それに今のところテメェの性格じゃ、言われなくても出ていくって感じだし」

二人の間では会話は成立しているようだが、他から見れば理解できない

近藤たちは「え?なにいってんのこいつら?」みたいな顔をしているのであった

「え、ごめん何の話してんだ・・・?」

「・・・呪神魔の呪いのお話ですよ
 普通の人間が呪神魔と長い間いたら呪いが掛かる・・・とか
 目を合わせたら・・・・とかいっぱいあるんですけどね」

「全部嘘なんです」と付け足し笑った

皆も信じていないようで「なわけない」と言い、笑いあった

「・・・・嘘・・ねェ」

突如、遠くから大きな足音が響いた

振動がここまでやってくる

「A―――――ッ!」

そして次聞こえてきたのが、名前を呼ぶ大声だった

走ってきたのは銀時と土方

Aはそちらの方に顔を向けると、顔をしかめた

「なぁ!お前はどっちがいい!?」

「え、なにがですか」

「真選組か万事屋かッ!」

二人は前のめりになって叫んでいる

「どっちでもいいですよ?」

小首を傾げて、そう答える

「いやそれじゃダメなんだよッッ!」

新八や神楽、沖田はこれが自分の上司だと思うと情けなくなってきた

だが現実だから仕方ない

「あッ、そーだAちゃん」

近藤が思い出したように口を開いた

Aは二人を無視して近藤に顔を向ける

「家とか、ないんだよね?
 だったらさ此処で働かない?」

「・・・真選組で・・?」

Aは笑顔を浮かべ、「入っていいのなら・・!」と目を輝かせた

「オイオイオイオイオイ!お前ら設定守れよ!!
 真選組は女禁せ――――」

「じゃあ決定だ!よろしくな」

銀時は必死に叫んだが思いっきり無視され、話は終わった

#18 入隊許可→←#16 万事屋にも



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ウズメ - #4の「相変わらず息の荒い少女に目をむけたまま、銀時はそうこたえた」が、「相変わらず息の洗い少女に目を向けたまま、銀時はそう答えた」”洗い”になってますよーーー (2021年7月22日 19時) (レス) id: feab4d6857 (このIDを非表示/違反報告)
神秋 - ( ,,`・ω・´)ンンン?( ,,`・ω・´)ンンン?( ,,`・ω・´)ンンン? (2017年7月26日 16時) (レス) id: 73df93152f (このIDを非表示/違反報告)
栗兎(プロフ) - 時雨さん» 教えていただきありがとうございます!すいません!!(_ _;) すごくいい作品だなんて・・・初作品なのでそう言ってもらえると嬉しいです!ありがとうございました(*´∀`*) (2015年1月9日 18時) (レス) id: 431795fa35 (このIDを非表示/違反報告)
時雨(プロフ) - 7話(?)のところ、「神楽がけ」になっています!すごくいい作品ですね!! (2015年1月9日 8時) (携帯から) (レス) id: e97c9d1060 (このIDを非表示/違反報告)
栗兎(プロフ) - 黒水晶さん» 返信遅れて申し訳ないです!!まじですかΣ(゚Д゚)ありがとうございます、すぐ直します!!m(_ _)m (2014年11月7日 22時) (レス) id: e82edda94f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:栗兎 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Kuri-Rito/  
作成日時:2013年12月27日 22時

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