【銀魂】10月10日、奇跡の日【坂田銀時】

番外編01 ページ26

「……んっ、銀時さん…」




2回3回と響くリップ音。

5回目のソレが終わったあとまたギュゥと音がなるくらい抱きしめられた。




「…A、俺のこと呼んで」

「……銀時さん」



耳元で優しい声で言うものだから、少し照れながら彼の名前を呼べば「ぁ〜…」と何かを堪えたような声を出し抱きしめる腕を強めた。




「…最高のプレゼント何ですけど」

「え？」




プレゼント？その言葉に首を傾げると「俺、今日誕生日なんだよ」と嬉しそうに言った。




「え！？た、誕生日！！？」
「おう」

「…ごめんなさい。私何も用意してない、」


銀時さんの腕の中でシュンとする私を見てククッと笑い声を漏らすと「もう貰った」と言いまた私にキスを落とした。




「貰った？あたし何もあげてないよ」

「…分かんねェならいいよ。つーか、鈍感なお前が分かるわけねェか」




え、なんでいきなりディスられてんの…。私は何もあげてないのに貰ったと言い張る銀時さん。
でもそんなので私の気が治るわけもなくーー、



「…は、ハッピバースデーとぅーゆー」
「…は？」

「ハッピバースデーとぅーゆー。ハッピバースデーディア、銀時さーん」

「…」

「は、はハッピバースデーとぅーゆー………」





歌い終わったと同時にぽかんと口を開けているマヌケ顔の銀時さんの頬にキスをした。



「た、誕生日おめでとう…銀時さん」





かぁぁぁと顔に熱が集まるのを感じながら目の前の銀時さんを見上げると、彼も私に負けず劣らず真っ赤な顔で片手で口を覆い硬直していた。

そして暫くすると「うおおお！」と雄叫びをあげ、





「ぎ、銀時さん！？え、ちょっ…んっ！」





私を近くにあったソファに押し倒し少し強引に唇を奪い、そのままーー…。





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銀さんhappybirthday！！

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