天使(仮)の人生は平穏無事とはいかない。4【オリオンの刻印】

160、クリーンなサッカー ページ12

剛陣のシュートはDFやGKをも破ってゴールに突き刺さった。これで1ー2と近づいた。

貴女「やりましたね先輩‼」

イナズマジャパンの一同や観客が歓喜に沸いた。

剛陣「見たか！俺のライジング‼」

拳を突き上げる剛陣を見て、努力は必ず報われるものだなぁと感じたAだった。



時間はあまり残されていない。

中国の必殺タクティクス「みんなでキョンシー」により、マンツーマンディフェンスが出来上がった。

離れたくても、マークがぴったりと邪魔して動けない。

貴女(…やっぱり手強いな…このチーム…)

…でも、やっぱり嬉しいよ。こんなクリーンなサッカー久しぶりだもん。

ハオ「またペンギンか、芸がないな」

灰崎「何だと⁉」

…あ、灰崎君は苛立ってるな。
まあ自分の持ち技をそんな風に言われちゃ、無理も無いか…


ハオが「天空隼弾」を撃つも、GK三人衆が「ザ・アシュラ」で何とか食い止める。

ホッと胸をなでおろしたが、このままじゃまずいということは誰もが思っていた。



一星から不動へボールが渡る。

不動「マキシマムサーカス！」

不動のシュートがゴールに突き刺さる。

不動「なーにが雑技団だ！俺のサーカスの方が断然上だぜ！」

不動の決めた一点により、ついに同点となった。

不動さんも凄いなあ！私も、頑張らないと…



野坂、一星を始めとしたイナズマジャパンが動き出す。
新必殺タクティクス「ザ・ジェネラル」を発動。

一星から野坂へデータが転送される。受け取った野坂が他のメンバーたちへそれを送る。

するとAたちの体は青白く光るデータの膜で覆われた。

貴女「…わ、何これ…」

Aは二度驚いた。

自分の体が急に発光しだしたのもそうだし、
データを身にまとったAたちには、自分たちのやるべきことがくっきりとわかったから。

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