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40.本音を言えば ページ40

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「はぁ……」










まだ部屋にメンバーがいるにも関わらず、ため息をついた。
あの後ユンギさんはすぐに他のメンバーのところへ行ってしまった。信頼されてないとはいえ、やっぱり面と向かってはっきり言われると心に来るものがある。










「通訳さん、どうしました?」


「っ!?……ホ、ホソクさん……」










突然横から声をかけられ、振り向くとホビホビの姿が。
ホビホビだったという驚きとお互いの距離が近すぎたことへの焦りに思わず変な声が出てしまった。










「ははっ。そんなに驚かないでくださいよ〜。
通訳さんがため息ついてるから心配だったのに……」









しゅん、という効果音がつきそうなほどがっかりしてみせるホビホビ。可愛すぎるその仕草にどこか重くなっていた気持ちも幾分か楽になった気がした。

そこでさっきのユンギさんの言葉を思い出してハッとする。









「ホソクさん。疲れてます、よね。私なんかに構わないで今は体を休めてください」


「……ユンギヒョンに何か言われましたか?というか、絶対そうですよね?」









もう、あのヒョンは……なんて言いながら少し怒り気味のホビホビ。

……なぜ気付いたホビホビ。さすがは希望と言ったところか。彼は人の気持ちに敏感みたい。









「通訳さん。僕は、貴女と仲良くなりたいです。あと、信頼したいです。だって半年だけだけど貴女は僕たちの専属の通訳さんなんですよね?
じゃあ、仲良くならないと。ね?そうでしょう?」









通訳という仕事を一番理解してくれているのはもしかしたら彼かもしれない。
眩しいほどの笑顔を見せてくれる彼は今の私にとってはまさに希望そのもの。



本音を言えば私も、貴方たちともっと仲良くなりたい。信頼されたい。そばにいたい。支えてあげたい。




なんてね。ごめんなさい。私からは言えないみたいです。










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(プロフ) - nanaさん» ありがとうございます!申し訳ありません、苗字は固定です。ご期待に応えられず申し訳ありません...! (2019年7月22日 19時) (レス) id: 61c94025e1 (このIDを非表示/違反報告)
nana(プロフ) - 更新たのしみにしています!苗字は変えられないですよね...? (2019年7月22日 19時) (レス) id: 1c8c31250d (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - ミイミイさん» わわわ、ミイミイ様!ありがとうございますっ!!ミイミイ様にそう言っていただけるなんて......嬉しすぎます!可愛いナムさん......いいですよね!私も大好きです!ミイミイ様に励まされて俄然やる気が出たのでこれからも頑張りますね!ありがとうございました! (2019年7月4日 22時) (レス) id: bb6f8ac404 (このIDを非表示/違反報告)
ミイミイ(プロフ) - 閔さんお久しぶりです!ニヤニヤしながら読ませて頂きました!その情景が想像できるリアルさがたまらないですっ(*´∀`)ナムさん可愛い!どんな展開になるか楽しみにしてます! (2019年7月4日 22時) (レス) id: 07d9352f4c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2019年6月29日 18時

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