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39.言っとく ページ39

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ジンニムの言葉は嘘とは思えなかった。というか、彼が嘘をつくはずがない。だって、ジンニムって嘘つくと分かりやすいんだもん。……たぶん。

不安がないわけじゃないけれど、体は正直で。無意識に笑っていた。
ただ信じてるって言われただけ。だけど無性に嬉しくて。体が飛び跳ねてしまいそう。









「あの、ソクジンさん……」
「ヒョン、ここにいたんですか」


「あ、ユンギ」









ジンニムを呼んだ私の声に重なった誰かの声。それは紛れもなく私の推しの声で。どこかだるそうな低い大好きなその声に体が固まってしまう。









「マネヒョンが呼んでましたよ」


「おー、ありがと。
あ、Aちゃん。なんて言おうとしてたの?」


「A……ちゃん?」


「いっ、いえっ!大したことじゃないのでっ。そ、それより早くマネージャさんのところに行かないとっ」









ユンギさんの驚きと怒りを含んだ声。見られてなんかないのにあの冷たい視線が向けられているような気がして。
追い出すようにジンニムに強く当たってしまった。


ジンニムが居なくなってユンギさんと二人きり。
……てか、何してんだろ私。わざわざ自分から二人きりになろうとしてるみたいじゃん。










「……なあ」


「はっ、はいっ……」









怖くてユンギさんを見ることもできなくて。
こっち見ろ、と言われ恐る恐るユンギさんを見る。いつも見ていたあの瞳は、初めて会った時の目をしていた。









「なんでヒョンがあんたの名前を呼んでるかとか、いつそんなに仲良くなったとかはどうでもいい。
あんたがARMYであることも、通訳であることも別にいい。俺は何も聞かねえし、何も言わねえ。

ただ、一つ言っとく。


俺たちの邪魔だけはするな」









息が止まった。呼吸を忘れたみたいだった。
ユンギさんの声は真剣で、ユンギさんの目は揺るぎない信念があった。

そうだ。何があったって私は彼らのファンで通訳。
何があったって彼らはアイドルで芸能人。




私が入る隙なんて、ましてや邪魔なんてしていいはずがない。











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40.本音を言えば→←38.信じてるよ JN



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(プロフ) - nanaさん» ありがとうございます!申し訳ありません、苗字は固定です。ご期待に応えられず申し訳ありません...! (2019年7月22日 19時) (レス) id: 61c94025e1 (このIDを非表示/違反報告)
nana(プロフ) - 更新たのしみにしています!苗字は変えられないですよね...? (2019年7月22日 19時) (レス) id: 1c8c31250d (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - ミイミイさん» わわわ、ミイミイ様!ありがとうございますっ!!ミイミイ様にそう言っていただけるなんて......嬉しすぎます!可愛いナムさん......いいですよね!私も大好きです!ミイミイ様に励まされて俄然やる気が出たのでこれからも頑張りますね!ありがとうございました! (2019年7月4日 22時) (レス) id: bb6f8ac404 (このIDを非表示/違反報告)
ミイミイ(プロフ) - 閔さんお久しぶりです!ニヤニヤしながら読ませて頂きました!その情景が想像できるリアルさがたまらないですっ(*´∀`)ナムさん可愛い!どんな展開になるか楽しみにしてます! (2019年7月4日 22時) (レス) id: 07d9352f4c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2019年6月29日 18時

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