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「つか、お前らまたやったのか?」
やっぱ聞かれるよね。うん。ユンギさんだもん。
配慮とかそういうの知らない人だから。
今更隠すことでもないし、ユンギさんは長い付き合いだから私たちのこともよく知ってる。
この人も昔は荒れてたし、なんでカフェなんかやってんのってくらい。
「二人とも見事にバレちゃいました」
「はぁ……やっぱバカだなお前ら」
「あはは。褒め言葉として受け取っときますねー」
その時私のスマホが震えて、私たち三人一瞬だけ動きが止まった。
「あー。あの人からだ」
「……すぐ戻れよ」
「はーい」
ユンギさんの許可をもらって、裏口から外に出る。
通話のボタンを押せば、あの人の声が耳に届いた。
『ごめん。今からバイトだった?』
『ううん、ユンギさんも許してくれたから』
『そっか。今夜、空いてる?久しぶりに食事に行きたいな』
『ほんと?行く!』
『よかった。じゃあ、8時に迎えに行くね』
『うん。ありがとう、ジンさん』
待っててね、の言葉を聞いて電話を切った。
ジンさん。本名キム ソクジン。
イケメンで、背も高くて頭もいい。今は病院で副院長をやってる。
私とは真逆の世界に住む人。
そして、私の正真正銘の恋人。
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pcmtpok(プロフ) - もう…全員好きすぎて、乙ゲーみたく7人の全員とそれぞれの世界線で結ばれるところが見たくなりました…それほど素敵なお話でした…闇ホソク大好物です… (2021年7月16日 15時) (レス) id: 38f5a8f116 (このIDを非表示/違反報告)
閔(プロフ) - もちさん» あら、両思いですね(くたばれ) やー、好きだなんて......へへ、ありがとうございます!うふふ、もちさんに応援もしてもらったのでなんだか頑張れそうです。私も応援してます!お互い頑張りましょうね! (2019年10月23日 7時) (レス) id: 61c94025e1 (このIDを非表示/違反報告)
もち(プロフ) - 閔さん» え!?!?!そんな恐れ多いのはこちらです!!!私もファンで…。え…もう、両思いなんですかね?!(殴)閔さんの作品好きです…更新待ってます…、もう、今日はいい夢見れそうです…嬉しすぎて…。ひやぁ…私も頑張ります…。 (2019年10月23日 1時) (レス) id: 5cc83dbd06 (このIDを非表示/違反報告)
閔(プロフ) - もちさん» ありがとうございます!実は私、もち様のお話ずっと読ませていただいていました...(陰ながらのファンです)まさかもち様から直々にコメントをいただけるなんて......この上ない喜びを感じております()閔、がんばります← (2019年10月22日 23時) (レス) id: 61c94025e1 (このIDを非表示/違反報告)
もち(プロフ) - 切ない感じですね…。ジンニムの人の良さに惚れました。ブラックホソクもかっこいいです…。更新楽しみにしてます!!頑張ってください!! (2019年10月22日 23時) (レス) id: 5cc83dbd06 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:閔 | 作成日時:2019年10月13日 9時