夏の涼しさを求めた結果

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その後夜ご飯を美味しく頂き、お風呂に入り終わったAと佳主馬は夜遅くまで納屋でOZを堪能した後、就寝した。(正しく言い換えれば、画面にカジノステージで勝った証のWinの文字が出ている状態で白目を向いて寝落ちしていたAを、佳主馬が隣の部屋まで引っ張ってぶん投げた後、佳主馬も布団にはいり就寝した。)




翌朝、佳主馬の「A、朝だよ。」という美声で目覚めたAは寝癖を付けたまま半目の状態で朝食を取ったあと、1時間程してやっと覚醒した。


今日は本格的に親戚一同が集まるらしく朝から真理子さんがせかせかと動き回っている。


Aは、そう言えばそろそろ佳主馬の記録会ではなかったのでは？と、思い出し、納屋に向かった。


『ねぇ、佳主馬後何分で開始？』


「後3分だよ。」


『んへぇ！？あ、後3分！？ やば、ログインしなきゃ！！』


「はぁ.......。どうせなら僕の画面で見たら？」


相も変わらず気色悪い奇声を発するAを呆れた目で見ながら佳主馬は言った。


『それもそーだね。今から起動してちゃあ間に合わないわ。きゃー、キングの公式記録会をリアル生放送で見れるなんて何たる幸福.......！！！！！！』

幸福を全力で噛み締めソワソワしながら佳主馬の横に移動するA。




「はいはい。それじゃあそろそろ始まるからね。」


『おっしゃ！佳主馬がんば！！』


「まぁ、任せといてよ。」


とびきりのドヤ顔でAをひとしきりときめかせた後、記録会ははじまった。

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