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『ん〜〜〜、だぁ!!!』


「何?」


『バカ緊張したんだけど!?1ヶ月分の疲れがいっぺんに来た感じ?』


「珍しくAに共感出来た。」



あの小さな和室を出ですぐAは叫んだ。

佳主馬も少し疲れた顔をしている。



『まさかあんな質問が来るとは.............。佳主馬から告白してくれたことになったけど良いの?』


「僕から彼女役になって欲しいって頼んだから別に良い。」


2人は歩きながら話し始めた。



『そっかー。て言うか佳主馬中々演技上手いね。絶世の美形の照れ顔とか流石に世界滅ぶかと思った。』


「そういうAの演技も普段から猫かぶってるだけあって悪くなかった。」


『あ!ていうかさっきどさくさに紛れて私の事、猫かぶってるヤバい奴とか、馬鹿とか言ったでしょ!?』


「まぁ事実だし。」


『おい。』


どうやら二人の間ではお互い赤面含めて演技ということになっているらしいが、当然二人とも赤面が演技で出来るほど演技は上手くない。

まぁ、簡単に言えば二人の赤面は本物という訳だが、二人は恥ずかしさを誤魔化し過ぎて、互いに勘違いをしているらしい。

これだから常に佳主馬にはツッコミ役にまわってもらいたいものである。








なんだかんだ話しながらAと佳主馬は納屋まで戻ってきた。

そしてこのゲーマー共は秒でパソコンとヘッドホンを取り出した。



「僕は少しやる事があるから」

『同じく、私もちょっと稼いでくる』

「じゃあ30分後に教えるから」

『おk』




どこの戦場かと言いたいような、バカ短い会話をして2人のゲーマーの意識はOZの世界に飲み込まれていった。







···············30分後···············


Aも佳主馬もやるべき事は済ませたらしく、二人揃って伸びをしていた。


『さて、佳主馬先生!私にOMCの極意を教えていただけないでしょうか!』


「はいはい、OMC起動して、練習場入って。」



Aは慣れない手つきで練習場に辿り着いた。


『あれ?佳主馬はやんないの?』


佳主馬はさっきログアウトしたらしく、パソコンの画面は真っ暗だった。

佳主馬は、はぁ、とため息を付きながら

「僕がこんな得体の知れないど素人と居たら、騒ぎになるでしょ。なんて言ったって僕はキングだからね。」

ドヤ顔で言い放った。



『なんでだろう、腹立つセリフなのに顔のせいで全く腹立たない。悔しい。』

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モモ LOVE - カジュマー!!!!!!!!(泣)(泣)かっこよかですー!!(泣)これからも頑張ってください!!!!!!(泣) (2019年11月11日 16時) (レス) id: 592a6abe49 (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆゆ(プロフ) - めちゃくちゃ面白いです!応援してます! (2019年10月11日 17時) (レス) id: 0880c99870 (このIDを非表示/違反報告)
奏音♪(プロフ) - めちゃくちゃ面白いです!!これからも更新頑張ってください!応援してます!佳主馬君尊い…… (2019年8月3日 16時) (レス) id: ac6889db09 (このIDを非表示/違反報告)
イアサ(プロフ) - わーたんさん» わーたんさんコメントありがとうございます。面白いなんて嬉しいコメント貰ったら無理して頑張っちゃいます!これからもこの駄作をよろしくお願いします(o_ _)o (2019年7月29日 12時) (レス) id: a05709b1ac (このIDを非表示/違反報告)
イアサ(プロフ) - 雫さん» 雫さんコメントありがとうございます!読みやすいなんて言って下さり感激の渦に飲み込まれています(笑)私も雫さんの作品楽しみながら読ませて頂いてます!これからもこの駄作をよろしくお願いします(o_ _)o (2019年7月29日 11時) (レス) id: a05709b1ac (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:いあさーもん | 作成日時:2018年7月9日 0時

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