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「後は、デートだけど……」
『隣町に新しいカフェオープンしたんだって。』
いつの間にかガラケーを片手に弄っていたA。
佳主馬は嫌な予感がした。
『連れてって。』
嫌な予感が的中した。
佳主馬が少し顔を顰めると
『ねぇ〜、私の彼氏でしょ〜。オープン記念に“グランドチョコレートアイス&プリンマウンテンパフェ・キャラメリーゼブラウニーのせ”が半額なんだよ！これは行くっきゃ無いよね。』
目を輝かせながらAが言った。
よくもこんなバカ長い商品名を噛めずに言えたものだ。
「隣町まで行ってそんなよく分からない物を食べる理由が分からない。一人でいけば良いしゃん。」
『カフェで一人でスイーツ食べても悲しいだけなの！リア充か友達連れて行く人が多いの！ボッチじゃ悲しいでしょ。そこで彼氏の出番でしょ佳主馬君。デートという目的も果たせて一石二鳥じゃん。』
すると、ため息をつきながら
「はぁ、いいよ行ってあげる。」
世は友達がいないのか、と、佳主馬は呆れた様子で言った。
『キタコレ、佳主馬大好き！』
チョロすぎるA。
「彼女役頼んだのは僕だしね。
でもわざわざ隣町まで行かなくたってスイーツは食べれるだろ？半額のためにそこまでするの？」
『ん、半額もそうだけど隣町の方がクラスメイト少ないでしょ。私がスイーツ食べてる隣に佳主馬が居るところ見られたらただのリア充にしか見えないじゃん。私の性格バレちゃう可能性もあるしね。』
「なるほど。」と呟く佳主馬の視界には『保身第一！』と勝ち誇った様に笑うAがうつっていた。
(こんなこと言いながらちゃんと考えてるんだ……。)
少し感心したあと、なんだろうこの敗北感、と思う佳主馬だった。
『さてと。もう6時だしそろそろ帰ろっか。』
そう言いながらいつの間にか空になっていたフラペチーノのカップを持って立ち上がるA。
「まだ、打ち合わせする事あるから詳しいことはOZで連絡する。」
『あ、連絡先交換して無い。いや、キング・カズマにフレンド申請すれば良いのか。便利な世の中だね〜。』
なんて、ケタケタ笑ながら今更ながらこの世の中の便利さを実感するAは
『じゃあ、またねー。』
と言い手を振りながら帰っていった。
一人残された佳主馬は
(そういえばこの店で何も買ってないな……家族にスコーンでも買って帰ろ。)
と、思い2つ(母親と父親の)スコーンを買って帰った。
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モモ LOVE - カジュマー!!!!!!!!(泣)(泣)かっこよかですー！！(泣)これからも頑張ってください!!!!!!(泣) (2019年11月11日 16時) (
レス) id: 592a6abe49 (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆゆ(プロフ) - めちゃくちゃ面白いです！応援してます！ (2019年10月11日 17時) (レス) id: 0880c99870 (このIDを非表示/違反報告)
奏音♪(プロフ) - めちゃくちゃ面白いです！！これからも更新頑張ってください！応援してます！佳主馬君尊い…… (2019年8月3日 16時) (レス) id: ac6889db09 (このIDを非表示/違反報告)
イアサ(プロフ) - わーたんさん» わーたんさんコメントありがとうございます。面白いなんて嬉しいコメント貰ったら無理して頑張っちゃいます！これからもこの駄作をよろしくお願いします(o_ _)o (2019年7月29日 12時) (レス) id: a05709b1ac (このIDを非表示/違反報告)
イアサ(プロフ) - 雫さん» 雫さんコメントありがとうございます！読みやすいなんて言って下さり感激の渦に飲み込まれています(笑)私も雫さんの作品楽しみながら読ませて頂いてます！これからもこの駄作をよろしくお願いします(o_ _)o (2019年7月29日 11時) (レス) id: a05709b1ac (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：いあさーもん | 作成日時：2018年7月9日 0時
