156. 再び ページ6
『え、?』
ダン「恐らく、その呪いをかけたのは、皆が知ってる"例のあの人"じゃろうな、」
『……ヴォルデモートが、何で私に呪いをかけられるんですか?まだあの人は復活してないですよね、』
ダン「彼に何の意図があってその呪いを、別の世界のお主にかけたのかはわしも分からん、ただ1つ言える事は、お主の身が危険じゃと言う事だけじゃ」
『そんな、』
私の背中の傷、そして体の異変は全てヴォルデモートの呪いのせいだった。
しかし、何故別の世界の私の体に呪いをかけたのか、どうやったのか、色々と分からない点がある
『これから私は、どうしたらいいんですか、』
ドラ「……Aを家に帰してほしいんです」
ダン「というと、?」
ドラ「今ホグワーツにはシリウス・ブラックが迫って来てる、あいつは例のあの人の手下だ!……もし本当にAの呪いが奴の物なら、Aをここに置いておくのは危険です、」
ダン「……それはわしも考えておったのだよ、じゃが、いつAに話そうか迷っておってのう」
『もっと早くにそれを言ってほしかった、』
ダン「……お主はこれから、ホグワーツで過ごす時間が無くなっていくかもしれない、それでもよいか」
『良くは無いです、去年もずっとホグワーツに戻りたくて仕方なかった、』
ダン「そうじゃろうな、でもここにいたらお主が1番危険なんじゃ」
『私は大丈夫です!シリウス・ブラックはハリーの事を狙ってるだけじゃないですか!』
ダン「お主もハリーと同じように、少し周りとは違う、奴に狙われてるんじゃよ、」
『……はい、』
すると、ドラコの温かい手が私の手を握った
『……いつ、家に帰ればいいですか、』
ダン「そうじゃな、アヴニールに今回の事を話さなければならないからのう、」
『今日荷物をまとめます、明日帰らせてください』
ダン「……じゃあ、わしは今すぐにアヴニールに連絡をして来るとするかのう」
私は黙ったまま校長室を出た。
あのままだったら、辛くてまた泣いてしまう。色々嫌な事が重なりすぎて頭がパンクしそうだ
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作者名:キクラゲ | 作成日時:2022年1月15日 5時