不安な種:48 ページ49
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呉「…………」
私は疑問に思った。
何故彼は私に真実を話してくれたのか。
そして殺しもしないのか。
呉「ねぇ…なんで私を殺さないの?」
カ「はぁ!?殺す!?なんでだよ!」
「だってアンタの父親を殺したCCGで、燈吾の妹ってだけでしょ?」と
言うと
カ「うわわ。わかってないなぁ…」
呉「…何」
カルマは人差し指を立てて答える
カ「俺の父親は偉大で尊敬してた。だからCCGはクソ憎い。
でも、燈吾と会って 兄弟になって俺は変わったんだよ。
「もう家族は失いたくねぇ」って思った。」
呉「…………」
カ「だから、燈吾を通して繋がる絆のことも大事にしようと思った。
ま、面白くて殺しかけたケドww」
呉「…………『意外』と良い人なんだね」
カ「はい出た。毒舌なところ、ほんとソックリだな」
カルマは意外と面白くていい奴らしい。
でも、喰種側につかなかった私にとってカルマは駆逐対象。
呉「…ねぇ、逃げなくていいの?私達 敵なんだけど」
カ「あー…そうだな。じゃあ殺したくないから俺は行くわ」
ザッと木の上に立ち、別れ際に私に言った
呉「!………。」
カ「じゃあ、またな絆」
なんだアイツは。
バカを通り越して変な奴だ。可笑しいよ。
_______________俺、家族はもう死なせたくないからな。お前のことも守ってやるよ
せいぜい後悔しとけ!俺と繋がったことにな!__________
真実を知って私は思った。
呉「燈吾…(私…まだ貴方と話せてないよ。貴方の気持ちを聞いてないよ。
いつからそうなったのかもわからないよ。)」
__だから…
呉「会ったら……聞いてやるっ…」
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ノ「!?(なんだ…この感じ…)」
アヤトに有馬貴将が襲いかかったが、誰かしらの喰種によって守られた。
その瞬間に何故か背筋をなぞられたような感覚に俺は襲われる。
ア「ノア!」
ノ「!…ああ」
「第三ゲートが解錠された。第三ゲート解錠」と警報が鳴り響く中、
俺達は下へと向かった。
有「…………」
死神からも、逃げられて一石二鳥といったところだ。
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餅原 葵(プロフ) - ユズポヨ(*´ω`*)さん» ユズポヨさんっ。大変遅れてしまいました…。申し訳ございません!コメントとっても嬉しかったです。 (2018年8月2日 21時) (レス) id: 1335265c7d (このIDを非表示/違反報告)
ユズポヨ(*´ω`*)(プロフ) - 六月君好きすぎてヤバい人です。なので六月君出てきてくれて嬉しいです! (2018年6月18日 19時) (レス) id: c5765c3274 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:水縹 葵 | 作成日時:2018年6月11日 16時