不安な種:40 ページ41
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呉「私の…………兄は…喰種に…………殺された…の」
そこには私も近くにいた。
まだ幼い私には唯一の家族だった兄。
呉「親も……喰種に…………。…立派な捜査官だったよ……」
私の両親は特等レベルの捜査官だった。
しかし、『エイト』というSSSレートの喰種との戦いで殉職。
腹を串刺しにされたようだった。
その言葉を両親とともに戦って来た捜査官に
言われた時は本当に悲しかった。
呉「……でも…ね…兄だけ…だったの。喰べられて………しまったのは…」
瓜「…………」
呉「私の目の前…で…………。」
ごめんね。瓜江くん
呉「その喰種…が…………カルマなの………私の兄_____燈吾を殺した…喰べた…」
ごめん…瓜江くん
瓜「………そうゆうことか…」
瓜江くんは納得したように呟いた。
でも、私から退く素ぶりは見えない
瓜「………お前が打ち明けてくれたなら…俺もちゃんと言おう…」
呉「え?」
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ノ「…アヤト」
ア「ああ…頼む。燈吾、奏真」
カ「本当に…コクリア破りをするのか?」
珍しく奏真が真剣な声音で確認した。
頼んだアヤトはコクリと頷く。
ア「ヒナミは…俺たちに欠かせない戦力だ」
ノ「確かに…フエグチの能力は飛び抜けている。
でも、アイツは…望んでアオギリに入ってないだろう?」
ア「!………そうだ…」
ノ「だったら…こちらに戻す必要は感じないがな…」
「!お前っ」と鋭く光った瞳がノアに突き刺さる。
しかし、燈吾は気にしてないようだ
燈「待て。俺は協力しないとは言ってないぞ」
奏「コイツ、憎まれ口を叩くのが好きなツンデレ野郎だからな…いてっ」
奏真にひと蹴りお見舞いした
燈「俺は…個人的にフエグチは気に入ってたからな。コクリア破り…協力しよう」
ア「燈吾」
奏「あ、ちなみに俺は参加しませんので…燈吾、俺の分もファイト」
燈「…。気持っち悪い………お前…どうすんだよ?」
アヤトも同様に「…バカだな」と毒吐くが
奏真は鋼の精神で跳ね返す。
奏「俺は流島かな?きっと絆もいるし」
燈「…………。任せたぞ」
奏「ん?それは絆のこと?それともアオギリのこと?」
ニマニマとイタズラに笑う彼。
燈吾はムカつく様子で答えた。
燈「………妹のことだ…」
ア「燈吾。お前 妹がいるのか?」
奏「"俺“と燈吾の妹だよ。アヤト」
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餅原 葵(プロフ) - ユズポヨ(*´ω`*)さん» ユズポヨさんっ。大変遅れてしまいました…。申し訳ございません!コメントとっても嬉しかったです。 (2018年8月2日 21時) (レス) id: 1335265c7d (このIDを非表示/違反報告)
ユズポヨ(*´ω`*)(プロフ) - 六月君好きすぎてヤバい人です。なので六月君出てきてくれて嬉しいです! (2018年6月18日 19時) (レス) id: c5765c3274 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:水縹 葵 | 作成日時:2018年6月11日 16時