不安な種:36 ページ37
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呉「…………」
私は今、野菜を炒めていて辺りが熱いが
この顔の熱さはこれだけではない。
髯「才子さん先輩。なんで呉羽先輩顔真っ赤なんです?」
才「わかるやろヒゲよ」
小「真っ赤な絆さん…可愛い」
髯「あー…瓜江班長ですね」
呉「聞こえてるからね」
「ヤベっ」とソファに顔を隠した子達。
シャオちゃんはずっとこっち見てるけどね…。
こうなったのは言うまでもなくあの三白眼班長。
__数分前
瓜〈和修特等との会食に行ってくる。俺の分はいい〉
おめかしをした瓜江くんをお見送りに来た私に言う。
呉〈あ、うん。いってらっしゃい〉
瓜〈………行ってきます(夫婦みたいだ。相変わらずエプロン姿が似合ってる)〉
スッと伸びてきた手
「ふぉ!?」と変な声が出た。避けきれなかったんだって…
瓜〈可愛いな…ん〉
呉〈へあ!?〉
チュ…と頰からリップ音が私の耳に響いた。
瓜〈ご馳走さま。じゃあな〉
呉〈なっ!なっ!…〉
ガチャと瓜江くんと出て行ったと同時に顔が熱くなった。
そして、今も反動で顔が赤いらしい。
才「絆〜お肉も入れとくれ〜〜」
呉「はいはい。お肉料理もありますから。」
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政「………瓜江…お前は結婚しないのか」
和修特等とバルコニーに出て話をしていた。
そして突然の話題。
瓜「いずれ…(絆と)します」
政「……。好いてる奴でもいるのか?」
瓜「はい」
政「捜査官は両極端だからな。安浦や丸手のように独り身を貫く者。
黒磐のように早々に身を固める者」
俺は一瞬、絆との未来を思い浮かべた。
瓜「…(なかなかいいな…)」
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呉「!?(なんか…さっきの思い出しちゃった…)」
小「このローストビーフ、美味しいですね」
呉「ありがとう。シャオちゃん」
才「才子もこれ好きだぞ!」
呉「うん。もちろん知ってるよ才子ちゃんの好物とかは把握済みだから」
才「さすが、わいの嫁!ずっと一緒!」
呉「ふふ」
髯 安「「………((圧倒的お母さん感))」」
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餅原 葵(プロフ) - ユズポヨ(*´ω`*)さん» ユズポヨさんっ。大変遅れてしまいました…。申し訳ございません!コメントとっても嬉しかったです。 (2018年8月2日 21時) (レス) id: 1335265c7d (このIDを非表示/違反報告)
ユズポヨ(*´ω`*)(プロフ) - 六月君好きすぎてヤバい人です。なので六月君出てきてくれて嬉しいです! (2018年6月18日 19時) (レス) id: c5765c3274 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:水縹 葵 | 作成日時:2018年6月11日 16時