不安な種：２６ ページ27
・
『不知くん本人がいない葬式』を終えて一ヶ月が経った。
泣き続けたあの日、
不知くんの乗った移送車がアオギリにより奪われた。
そこにはナキの白スーツらや、カルマとノアの二人もいたようだ
・
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
呉「カルマ…………と、ノア…………」
最近、目立ち始めたこの二人の喰種。
カルマは基本 単独のはずだったが…………。
呉「(SSレート…ノア)」
自由奔放なカルマに従えているのか？
でも、師弟関係には見えないようらしいが…
六「絆ちゃん？」
呉「！あ、透」
私は暗い資料室にいた。
途端にカルマの情報が欲しくなったからだ。
透によって明るくなった部屋が見ていた資料を明確にした
［カルマとノアの赫子痕から＿＿］
私はそこまで長文を読んでいたが、透に用事があったので
パタンとファイルを閉じた
呉「ごめんね。透」
六「ううん。それで、話っていうのは？」
私は「うん」と頷いて心の中で覚悟を決めた。
ドキドキと心臓が痛む。
呉「透にあんまり会えなくなるかなーと思ってさ。
ここで話すのもなんだから…ちょっと出かけない？」
六「うん。いいよ」
呉「うーんじゃあ、駅前のカフェに行こうか？」
私は緊張をほぐそうと笑った。
呉「あそこ、ケーキも絶品だって」
「楽しみだね」と透も笑った。
うん。やっぱり好きだ。
このような状態になったのは数日前_____
・
ジュウーと音を立てながら私はハンバーグを焼いていた。
「ふっふ〜んふ〜ん♪ヘイっ」と鼻歌を歌いながら
テレビゲームをしている才子ちゃんを微笑みながら野菜を切り始めた。
呉「ふふ」
今日は才子ちゃんと二人で、
他の人たちは用事らしく、お昼ご飯は私と才子ちゃんだけだ。
才「ハンバーグ！ハンバーグ！」
呉「(やっぱり、ハンバーグはバレてる。)才子ちゃん。そろそろできるから。
ゲームはセーブしてね」
才「ほーい」
・
オシャレなお皿にハンバーグを装い、
才子ちゃんには大きなハンバーグを乗せ、ソースをたっぷり。
「巨大ハンバーグ！」とはしゃぐ彼女はとても可愛いと思う
才「…………」
呉「？どうしたの？急に」
ピタリと才子ちゃんが止まって黙った。
すっごい急に。
才「ねぇ、絆。」
呉「うん。なぁに？」
彼女が改まってこちらを向いた。
なんか真面目な話？
才「絆はいつ、むっちゃんこに告白すんの？」
・
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 158人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
餅原 葵(プロフ) - ユズポヨ(*´ω｀*)さん» ユズポヨさんっ。大変遅れてしまいました…。申し訳ございません！コメントとっても嬉しかったです。 (2018年8月2日 21時) (
レス) id: 1335265c7d (このIDを非表示/違反報告)
ユズポヨ(*´ω｀*)(プロフ) - 六月君好きすぎてヤバい人です。なので六月君出てきてくれて嬉しいです！ (2018年6月18日 19時) (レス) id: c5765c3274 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：水縹 葵 | 作成日時：2018年6月11日 16時
