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不安な種:21 ページ22






呉「……っ!」

伊「うそだろ…………こんな化け物じみた修復見たこと…」


伊東さんが青ざめた顔で

二つに割れた体をまた一つに戻す喰種を見ながら言った。



しかし、


伊「!!!」

「倉元ッ!」




また素早い動きで伊東さんをふっ飛ばした。




「倉元!」とかけて行った班員さん

応急処置を施している。大怪我らしく変わって統率をするらしい




「Qs!統率は俺がやる!」

「はっ」



「あの風貌と再生力…噂には聞いていたが間違えてない。

ヤツはアオギリの樹の喰種だ。名は…『ノロ』
アオギリの喰種がそう呼んでたらしい。


レートは『SS〜』
だが未だに評価は定まってない」




呉「SS〜…(カルマ以上…圧倒的に強い)」


額に冷や汗が溢れ、クインケを握る手が滑る

話を聞くと最強クラスの喰種らしい


「Qsで一番火力のある奴は誰だ?」

瓜「米林ですが
彼女は赫子を使った後の回復に時間がかかります」


ハァハァと苦しそうに息をする才子ちゃん


呉「才子ちゃん………」

その背中をさすって回復を急かす



才「ハァ…あ…ありがと。…絆」

呉「ううん。これくらいしかできないから」



才子ちゃんの介抱をする一方で

不「俺が、こ…「コイツ」を使います…」


不知くんが言ってる「コイツ」は

オークションの時、駆逐した喰種「ナッツクラッカー」のクインケだ。




呉「…………」













ノ「…………」


大きな喰種__ノロ。

その図体に見合った大きな赫子がまた襲いかかってきた。



瓜「六月!呉羽!押さえを頼む!」


呉「わかった!」

六「了解!」



ゴォっ


六「っと」

呉「……っ」



大きな赫子の上を私達二人がそれぞれ乗り、そのまま走る

赫子を上手いこと使用しながら攻撃を避ける


重々しい攻撃らしく、避けた先にあった物は粉々だ。



呉「…っ(当たったらキツイな)」


そして、私はノロの足元を定めた。




ビキッッ!





呉「(当たれ!)」




ヒュンっと放った赫子針がノロの右足の甲に突き刺さった

透の赫子も丁度 ノロの体に巻きつく



しかし、左足の方には当たらず、私はとっさに


呉「っ。(尾赫!)」



羽赫も出ていたが、さらに尾赫で左足を固定した

ど真ん中には命中しなかったが、

刺さるのは刺さった。



呉「やっぱり…(同時は難しいっ…)」



地面に降りると



パァアアンと音が弾けた。



呉「!」






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餅原 葵(プロフ) - ユズポヨ(*´ω`*)さん» ユズポヨさんっ。大変遅れてしまいました…。申し訳ございません!コメントとっても嬉しかったです。 (2018年8月2日 21時) (レス) id: 1335265c7d (このIDを非表示/違反報告)
ユズポヨ(*´ω`*)(プロフ) - 六月君好きすぎてヤバい人です。なので六月君出てきてくれて嬉しいです! (2018年6月18日 19時) (レス) id: c5765c3274 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:水縹 葵 | 作成日時:2018年6月11日 16時

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