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不安な種:18 ページ19






__そして作戦実行日。


夜_




呉「え?月山 観母は抵抗しなかったのですか?」



大きな豪邸に沢山のCCGの車が乗り込んだと思えば

月山当主は呆気なく捕まった。



チラリと見えた姿も暴れる様子など微塵も感じられない。



佐「今から月山観母が逃した、子を追跡する」

呉「…………、(なるほど…)わかりました。」


今の佐々木さんの言葉から

きっとみんなも理解しただろう


月山観母は子を逃がすために大人しく捕まったのだ。

それなら納得のいく。


呉「……………。ふぅ…」

才「絆?」

呉「頑張ろうね。才子ちゃん」

才「そうだな。むっちゃんこのためにな」

呉「!?。そっそれは関係ないよっ」

才「顔が真っ赤ダゾ。ムフフ」



「〜〜っ」と何も返せない私に才子ちゃんはニヤけてる。


佐「行くよ!二人とも!」


呉「は、はい!」

才「イエッサー!」










ノ「…………。」

カ「おいおい。辛気臭い顔だなぁ。


















____燈吾」



燈「なんだ。奏真………」

奏「この前のQs施術の解剖の話から、やけに静かだなーって」



カルマ__もとい 奏真は楽しそうに言った。


それにノア__燈吾が顔を歪める




燈「それは、お前もだろが…………。心配するやつか?お前は」

奏「うっわぁ…スッゴイ失礼な言葉。やっぱり憎まれ口は得意のようだね」

燈「…どーも。」


燈吾はボフリとソファに沈み、コーヒーを口にする。



奏「…………。どうしよっか?呉羽 絆のこと」

燈「知らねーよ…。第一、呉羽 絆だけじゃなく、他のQsの奴らも狙われてる
捕まったとしても、ソイツが弱かった話だ」


キッパリと冷たく言い放った燈吾。

心なしか寂しそうなものを感じる


奏「またまた〜。んなこと言っても、心配でしょ?」

燈「お前もだろ。調子のるな」

奏「うん。一応 不安に思ってるよ。なにせ

__お前のためだからな」




奏真の目が柔らかく笑う。

まるで、懐かしい…家族を見る瞳だ。



燈「…………。お前…まだそう思ってんのか。
ハァ…もう勝手にやってろ…」

奏「俺は昔からずーっと家族だと思ってる」

燈「ッチ…。背中に気をつけろよ。」

奏「やっぱ、勘に触るんだな。」


カシャンと荒々しく音を立ててコーヒーを飲み干したカップを置いた。

燈吾は立ち上がり、さっさと行ってしまう



奏「…俺の唯一の家族」






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餅原 葵(プロフ) - ユズポヨ(*´ω`*)さん» ユズポヨさんっ。大変遅れてしまいました…。申し訳ございません!コメントとっても嬉しかったです。 (2018年8月2日 21時) (レス) id: 1335265c7d (このIDを非表示/違反報告)
ユズポヨ(*´ω`*)(プロフ) - 六月君好きすぎてヤバい人です。なので六月君出てきてくれて嬉しいです! (2018年6月18日 19時) (レス) id: c5765c3274 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:水縹 葵 | 作成日時:2018年6月11日 16時

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