不安な種：１６ ページ17
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呉「へ？」
透の顔が超至近距離に！
六「ご…ごめん。戻せないかも」
後ろの人に押されたのかバランスを崩したらしく
私のすぐ横に肘を置いてる
呉「あ…だっ大丈夫だよ！もうすぐ着くしっ」
六「ごめんね。狭いよね」
逆にありがとう。
俗に言う…ひ…肘ドン！
まさか好きな人にやってもらうなんて…。
歓喜の一言。
ガタンッとまた電車が揺れた
六「わっ…」
呉「おっと…＿ん！？」
揺れた反動で透が倒れてきた
私の顔に透の胸板が当たる
呉「？。(あれ？なんか…………。というより！息！息できない！)んー！」
六「絆ちゃんごめん！苦しいかもだけどもう着いたから！ちょっと待って！」
呉「ん…(まぁいいか…結果オーライ)」
プシューと音がして私たちは解放された。
私はプハーッと肺いっぱいに酸素を取り込む
六「大丈夫？」
呉「ハァ…大丈夫だよ。ありがとう透」
途中はキュンキュンしまくったけど、
最後は笑い話になっちゃった…。
あれを機に透が意識してくれたらよかったのだけど…
六「さ、帰ろうか？」
呉「うん」
途中で感じた違和感は私の予想通りでなければいいな。
呉「透…(好きです)」
この言葉が言えたらいいのに。
六「ん？何？」
呉「家帰ったら、料理作らない？佐々木さんのために」
六「あ、いいね！先生にお世話になってるし。」
言えない私はヘタレすぎる。
六「先生。ビックリするかな？」
呉「うん」
偶に見る佐々木さんの事になると
顔が華やぐ透の顔はなんだろう。
六「でも、先生食べないしなぁ…」
呉「少しでもお仕事減らすためだよ」
「そっか」と若干柔らかくなった笑顔。
呉「…………」
でも、これは可能性。仮説。私の予想。
あってるかなんてわからない。
それは透の気持ちも…
呉「…私、好きだな」
六「え？」
呉「佐々木さん。お母さんみたいで」
六「うん。俺も好きだよ先生のこと」
透。
それは家族としてだよね…
呉「…………うん」
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餅原 葵(プロフ) - ユズポヨ(*´ω｀*)さん» ユズポヨさんっ。大変遅れてしまいました…。申し訳ございません！コメントとっても嬉しかったです。 (2018年8月2日 21時) (
レス) id: 1335265c7d (このIDを非表示/違反報告)
ユズポヨ(*´ω｀*)(プロフ) - 六月君好きすぎてヤバい人です。なので六月君出てきてくれて嬉しいです！ (2018年6月18日 19時) (レス) id: c5765c3274 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：水縹 葵 | 作成日時：2018年6月11日 16時
