Qs班副班長の不安な種【東京喰種:re】

不安な種：１４ ページ15

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ヒュオっと音がする。

それはそうか、ここは高いビルの上


私たちQs班はマスク作戦の情報収集結果だ


私の隣にいる佐々木さんは眼帯マスクで何やらゾッとするような雰囲気を放ってる。



ちなみにチーム分けをしてこうなった


私と佐々木さん

不知くんと才子ちゃん

瓜江くんと透



呉(でも…情報は得られなかったけどね。佐々木さんのマスクが有名で
みんな逃げちゃったし…)


ちらりと横目で見ると佐々木さんも少し気になっているようだ。

理由はわからないが、とにかく情報を掴むのは困難だった。



佐「絆ちゃん？」

呉「！あ。はいっ…………すみません。聞いてなかったです…」

不「ったく。ボーっとすんなよ
んで、８区の喰種からの住処の情報は…」



〈２１区２２区は区内で統治者争いが行われている。こちらはオススメできない

わかっていると思うが２３区はコクリアがあるからまず近寄らないほうがいいだろう

１８区は三枚刃のミザが統治していたからそのままアオギリの樹の領地だ

７区は“白鳩”との抗争があったから“喰種”たちは警戒して近寄らない。
逆に穴場かもしれないな

５区は詳細はわからないが比較的穏やかな土地だ

２区も１区同様“白鳩”の警備が厚い

シャチの一派が過去に仕切っていた６区は現在 別の奴が仕切っているらしい〉




呉「おおっ……すごい情報量。さすが」

才「ムフフ…そうじゃろ？」


佐「瓜江くんたちは？」



瓜「我々は６区での捜査を行いました。６区は先日キジマ准特等らが
『ロゼ』と対峙した場所です。」


しかし、瓜江くんたちはどうやらその戦いで警戒が上がった喰種に逃げられたようだ。


呉「(透が襲われたりしないでよかった…)」

六「？どうしたの。絆ちゃん」

呉「へ？あ、いや。なんでもないよ」


チラリと見ようとしただけなのにバッチリ目が合ってしまった。

あー…顔が熱くなりそう…。

今日が暗くてよかった。


才「ん〜？どうしたのかなぁ？絆ちゃんよぉ？」

呉「へあ！？ちょっ…才子ちゃんっ。」


ニヤニヤ顔で覗いてきた才子ちゃん。

やばい。バレちゃう


呉「は…話。話聞かなきゃなー」

才「おやおや。青春よの〜」









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