悩みの種:45 ページ47
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呉「ん?…」
才「お、起きたかお姫様」
呉「才子ちゃん?」
目が覚めると自分の部屋のベッドの上
才子ちゃんが着替えさせてくれていた様子で
私のすぐそばで横になっていた才子ちゃんがいるし
服もパジャマだし…そうゆうことなんだろう
呉「16時…」
才「楽しい夜だったな…」
呉「え?才子ちゃん何言ってるの?」
ちょっと理解できないけど…
才子ちゃんのよくわからない言動はいつものことだよね…
うん。気にしないでおこう
才「むっちゃんこが作ったお粥食べますかいな」
呉「え?ちょ、才子ちゃ…ムゴっ」
ズドという効果音があってもいいほどの勢いで
私の口には熱々の美味しいお粥
呉「あっっっふ!?」
才「ヤベ。フーフー忘れた」
スプーンいっぱいにお粥があったので
熱さも倍に…
呉「んんんんっ」
才「美味しさに悶えているのかい?」
呉「さいほちゃんっっ。水!」
必死に口を押さえて手を伸ばす
才「はいよっ」
冷たい感触が手に伝わり
反射的に持って、口へ
呉「んく…」
キーンと冷たい液体が喉に流れる
良かった…白湯とか渡されるボケじゃなくて…
コンコン…
才「んお?」
呉「はい?」
瓜「入るぞ。呉羽」
ノックしていたのは瓜江くんで
キィという音と共に入ってきた。
才「おお〜。ウリ公 やっぱり来た」
瓜「…なんだ(ニヤニヤするな)」
呉「“やっぱり”?」
スタスタと歩いて来た瓜江くんは
そのまま才子ちゃんを睨む
才「ふふ。じゃ お邪魔な才子はゲームしてきますよ
頑張れよ。ウリ公」
呉「才子ちゃん?行っちゃうの?」
才「うぐっ…絆…そんな可愛い顔で見ないでくれっ…俺には」
瓜「さっさと行け」
バタン
ピシャリと言い放ち、ドアを閉めた
呉「あ、瓜江くん。ありがとうね ここまで運んでくれて」
瓜「いや、大したことじゃない。………………………それより なんで涙目なんだ?
(押さえられなくなる…)」
そんなにわかりやすくなっているかな?
指摘されるとちょっと恥ずかしい…
呉「あ…さっき才子ちゃんが熱々のお粥をあーんしてくれて…ヤケドしちゃったかな?」
瓜「そうか…(ヤバい)」
呉(アレ?…)
瓜江くんが口元を押さえていてよく見えないが
耳が赤い
呉(__!。まさか瓜江くんに移っちゃった!?)
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餅原 葵(プロフ) - ゆいさん» ありがとうございます!これから、じゃんじゃん更新して瓜江くんとも絡めていきます! (2018年6月1日 7時) (レス) id: 1335265c7d (このIDを非表示/違反報告)
ゆい(プロフ) - 朝早くから更新お疲れ様です!これからも楽しみにしてますね! (2018年6月1日 7時) (レス) id: 9b367ea2db (このIDを非表示/違反報告)
餅原 葵(プロフ) - 100人突破!ありがとうございます! (2018年5月29日 21時) (レス) id: 1335265c7d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:水縹 葵 | 作成日時:2018年4月8日 11時