悩みの種：２１ ページ23
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コツーン…コツーン…
薄暗い中をゆっくり歩く音。
だんだんと見えてきたのは、背の高い男＿＿カルマだ。
カ「アヤト。今度のオークションなんだが」
そう問いかける先には黒髪の青年＿＿アヤトだ。
ア「なんだ。この前詳しく言ったろ」
カ「ああ、まぁ 確認だよ。確認…面倒だが」
壁に寄りかかって、息を漏らした。
ア「お前はめんどくさがり屋なのか真面目なのかわからんな。曖昧な奴だ…」
カ「それは褒め言葉か？…そりゃどうも。」
暗がりの中会話は続く。
アヤトは遠くに広がる景色を眺め始めた。
ア「お前は…守りたいもんとかあんのか…」
カ「は？…………いきなりなんだよ」
伏せ気味だった顔を上げるカルマ。
仮面をしていてわからないが唐突の質問に驚いているようだ。
ア「………聞いただけだ…」
カ「……………どうかな…俺には何かもしれないな」
悲しそうに呟くカルマ。
そしてくるりと方向転換して歩き出す。
ア「…おい、確認はいいのかよ」
引き止めようと言葉をかけるもカルマは止まらない。
カ「おお。やっぱいいわ。今日はこれ以上お前といると…なんか暴かれそうだからな」
ア「は？？」
カ「俺、そうゆうのNGなんで」
カツーン…
そう言ったカルマは笑っている気がした。
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呉「〜♪〜♪…」
六「ご機嫌だね。その歌は？」
ニッコリ笑う絆。
六(大好きな歌とか…かな？)
呉「嫌いだけど、ただただ出てただけ。」
六「え？」
そう言いながらもルンルンの絆。
呉「ふふ。囮作戦が成功して良かったね。透」
六「(あ、そのことか…)ウン。鈴屋さんも一緒についてくれるし…少し安心したよ」
呉「そうだね…」
俯きがちに言う六月の顔にはまだ不安は脱ぎ取れていないようだ
絆にも若干だが不安の表情を見せた。
呉「透。これから佐々木さんにいっぱい稽古つけてもらって
マダムを捕らえよう！」
透「！…うんっ」
絆は元気を出させるように大きな声を室内に響かせた。
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餅原 葵(プロフ) - ゆいさん» ありがとうございます！これから、じゃんじゃん更新して瓜江くんとも絡めていきます！ (2018年6月1日 7時) (
レス) id: 1335265c7d (このIDを非表示/違反報告)
ゆい(プロフ) - 朝早くから更新お疲れ様です！これからも楽しみにしてますね！ (2018年6月1日 7時) (レス) id: 9b367ea2db (このIDを非表示/違反報告)
餅原 葵(プロフ) - １００人突破！ありがとうございます！ (2018年5月29日 21時) (レス) id: 1335265c7d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：水縹 葵 | 作成日時：2018年4月8日 11時
