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出水「そりゃお前、あいつは��天才��だろ。」
出水は当然だろうと言うように言い放つ。
対して三雲は、すこし驚いた。天才射手と呼ばれるのはもっぱら目の前にいる出水で、姫坂がそれに相当すると言う話は聞いたことがなかった。
三雲「天才…、ですか。それは出水先輩と同レベル…ってことですか？」
出水「いーや、俺とは違う。ていうか、真正面でよーいどんだと、俺が負ける。」
三雲「出水先輩が！？」
出水「そんなに驚くか？
メガネくんも分かるだろうけど、射手トリガーはキューブ出す・割る・狙う・撃つの4ステップがあるだろ。
これがあるから真正面の撃ち合いだと銃手に勝つのは難しい。
でもヒメは、頭の回転が異常に速いからこの動作が一瞬で出来る。文字通り一瞬だ。
前にも言ったろ、ヒメは単純にめちゃくちゃ頭がいいんだ。
そういう意味での��天才��だ。」
三雲「なるほど…、銃手だと思ったほうが良さそうですね。」
出水「1対1の状況だとそうかもしんねぇな。」
三雲「すみません、ありがとうございました。」
出水「ヒメの試合は見る予定だから、面白い試合してくれよ。」
三雲「はい！」
──────────
唯我「結局三雲はなんの用だったんです？」
出水「ヒメ。」
唯我「姫坂先輩！？どうして！」
出水「言っとくけど、お前よりメガネくんの方がヒメと仲良いからな。」
唯我「なっ…………、なっ…………………。」
ワナワナと震えたのちに、ソファへとへたり込む唯我を尻目に三雲から渡されたどら焼きを一口食べる。
出水「あ、合成弾のこと言ってねぇや。
まぁ試合では使わねぇだろうし、言ったらあいつ怒りそうだしいっか。」
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作者名：通りすがりのいぬ | 作成日時：2022年3月7日 16時
