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国近「さぁ全チーム転送開始。一定の距離を置いてランダムに転送されるよ。

王子隊はいつも通り合流を目指す動きかぁ?」

北添「今回はヒメちゃんも合流するんだね。」

当真「ヒメは狙撃手キラーなところあるからな、新しい作戦があるのかもな。」



──────────


三雲「狙撃手以外に消えてる人はいない。当初の予定通り、僕は隠れながらワイヤーを張っていく。」

空閑「了解。」
雨取「了解。」


.



隠岐「狙撃ポイント、着きました。」

細井「気ぃつけや、右と後ろから寄ってきてんで。後ろの方がちょっと早い。」

隠岐「うわ、いきなり見っかってるやん。」

『中央寄りで隠岐くん発見。』

樫尾「俺もヒメさんと合流しました!」

王子「オーケー、そうしたらオッサムは北か南だ。」

『合流急ぎます。』

隠岐「…?追ってこんのかい。」



.



王子と蔵内が北を目指して走っていると、玉狛に動きがあるった。空閑がカバーに入る動きだ。


『三雲くん、北ですか。』

王子「…いや。」

蔵内「どうした?王子。」

王子「…あの建物が気になる。狙撃手を置いて待ち構えるのに、ピッタリだと思わないか?」

蔵内「なるほど、釣りってことか。」

王子「玉狛は、たまに釣りの戦術を使うからね。

ヒメ、樫尾、バッグワームを着て南に向かってくれ。念のためだ。」

『了解!』
樫尾「了解!」



.



空閑「修、バレたっぽいぞ。多分何人かそっちに行ってる。俺たちも向かう。」

三雲「分かった。」


三雲は まずいな と冷や汗をかく。レーダー上で同時に2人消えた。多分王子隊の2人だろう。
姫坂か蔵内が到着すると、メテオラでワイヤー地帯を一掃される危険がある。


三雲「…!」


もう1人、レーダーから消えた。恐らくこっちは生駒隊だろう。



樫尾「ワイヤー発見!三雲くんはこっちです!」

『メテオラで一掃しようか?』

樫尾「お願いします!」


姫坂がメテオラで射撃しようとすると、先程通ってきた方向から狙撃が飛んでくる。


『ごめん、隠岐くんだ。援護できないかも。』

樫尾「了解です!三雲くんは俺が押さえます!」

王子「僕たちもすぐに行くよ。」

.→←初披露:本番



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作者名:通りすがりのいぬ | 作成日時:2022年3月7日 16時

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