騒がしい集団には近づくな ページ19
テスト期間が近くなると、本部のラウンジ少し騒がしくなる。
これはもはや恒例行事だった。
出水「ヒメ!頼む!数学教えてくれ!」
米屋「俺も!」
例の如くやってきた2人に加え、今回は学年末だということもあり
北添「ヒメちゃ〜ん、ちょっとお願いがあるんだけど。
うちのヒカリちゃんの勉強見てあげてくれない?ゾエさんも次のテストピンチだから、教えてあげられないんだよぉ。
お礼はするから!」
『全然大丈夫ですよ!ゾエさんたちも勉強会するんですよね?
隣でやろうかなぁ。どこでやるんですか?』
北添「今ちゃんたち次第だけど、荒船くんも来てくれるだろうからラウンジになるんじゃないかなぁ。
また分かったら連絡しようか?」
『お願いします!』
というわけだ。
そして、この話を聞きつけた高校生ボーダー隊員たちがこぞって参加。そこそこの人数になった。女子が少ないのが悲しい。女の子はみんな優秀だからな。
北添「ひゃ〜!結構な人数になったね!」
荒船「今日は2年も一緒か。」
王子「3年生はこれで全員?」
荒船「いや、犬飼が来るって聞いてる。」
当真「今日は王子隊連中に生駒隊連中もいるのか。荒船と今の負担が軽減されるな。」
荒船「お前が言うな。」
国近「私も2年生の方に混ざる!ヒメちゃんに教えてもらう!」
穂刈「ヒメには無理だろ、3年生の内容は。」
国近「だって荒船くん怖いんだもん!」
今「まぁまぁ、落ち着いて。」
『今日は珍しくカゲさんいるんだ。』
村上「ヒメもくるって言ったら、じゃあ俺も行くって。」
『なんですかそれ。』
村上「さぁ?」
水上「なんや隠岐、お前もおるんか。」
隠岐「いやいや、先輩こそ勉強とかいらんでしょ。」
水上「俺は聞かれたことに答える係やって。荒船にさっきそう言われたわ。
お前は…、まぁ頑張れ。」
隠岐「先輩に比べたらみんな頑張らなあかんでしょ。」
出水「めっちゃ人多いじゃん。ほぼ3年だけど。」
米屋「2年は誰きてる?」
『ヒカリちゃんと米屋と出水と…、あと隠岐くんか。』
仁礼「ヒメ〜!今日はよろしくな!」
『ヒカリちゃん、ちなみに課題の方は……』
仁礼「ハハッ!全く!」
『が、頑張ろうね!』
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作者名:通りすがりのいぬ | 作成日時:2022年3月7日 16時