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『辻くんに刺されちゃいました。』

王子「辻ちゃんがヒメを狙うなんて、驚いたね。」

『あのまま弓場さんが二宮隊に狙われて、そのまま漁夫の利狙ったんですけど、甘かったですね。』

王子「まぁ、あの手はヒメにしか使えないと思うけどね。」

『そんな!』


辻は姫坂に対しては苦手を克服しつつあるらしい。
そんなことも気付いていない姫坂は、これからの対二宮隊を考えて苦虫を潰したような顔をする。考えなければいけないことが増えた。




犬飼「辻ちゃん、よく姫坂ちゃん刺せたねぇ。
二宮さんの指示が入った時はびっくりしたけど、やればできるじゃん。」

氷見「今辻くんに何言っても無駄ですよ。ピクリとも動かないんで。」

犬飼「ほんとだ。次姫坂ちゃんと会ったらどうするんだろうね。」


ケラケラと笑っている犬飼。辻の心中はそれどころではない。
ベイルアウト直前の『意外だね。』の顔が頭から離れないのだ。

少し驚いているような、それでいてなぜか嬉しそうな。


犬飼「至近距離の姫坂ちゃん、かわいかった?」

辻「そうですね…、」

犬飼「ははっ、確かにこりゃダメだ。」


二宮「辻、よく落とした。」

辻「あ、ほとんど覚えてないですけど。」

犬飼「あ、戻った。二宮さん、よくあそこで辻ちゃんに行かせましたねぇ。」

二宮「辻は姫坂なら落とせると思った。よく見ているからな。」

辻「そんなことは…」


もちろん二宮にもバレている。

待ったは無しです→←反逆の時



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作者名:通りすがりのいぬ | 作成日時:2022年3月7日 16時

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