初披露：本番 ページ2
──────────王子隊 作戦室
王子「色々考えたけど、今回は市街地Aでいこうと思う。」
樫尾「市街地A！？どノーマルじゃないですか！」
蔵内「まぁ、王子の考えを聞こう。」
王子「玉狛の戦略は、ぼくたちをいつも通りにさせないこと。ここでマップまで凝ってしまうと相手の思う壺だと、ぼくは思うんだよね。
それに、今回は射手チームに新しい作戦があるみたいだからね。
そっちの方は、ヒメに任せるよ。」
『了解。今回はバッグワームは着ずに、合流を優先します。』
王子「オーケー。
普段通りやれば、勝てない相手じゃない。
戻ってきたルーキーに、上位の厳しさをもう一度味わってもらおう。」
樫尾「了解！」
──────────玉狛第二 作戦室
三雲「生駒隊は4人部隊の数の有利を生かした多角的な攻撃。
要注意なのは、ボーダー随一の旋空孤月使いの隊長生駒さんと、グラスホッパーを装備した機動型狙撃手の隠岐先輩だ。
王子隊は、もっと狭い間合いでの局所戦が得意。基本は4人で行動する、柿崎隊に似たタイプの部隊だ。」
空閑「ひめ先輩は、たまにバッグワーム着て狙撃手とかを狙うこともあるよな。」
三雲「うん。しかも、その姫坂先輩以外全員がハウンドを装備していて、攻撃手もガンガン使ってくる。」
空閑「ふむ…、囲まれたらやばそうだな。」
三雲「ああ。
要注意人物は、左手で孤月、右手でハウンドとスコーピオンを使い分ける変則攻撃手の隊長の王子先輩だ。」
空閑「ひめ先輩も、どういうトリガー構成で来るか分からんぞ。
最近だと、おうじ先輩と孤月で戦ったらしいし、あらふねさんに狙撃手トリガーも教わってる。
多分狙撃手では来ないと思うけど、おれといこまさんが相手だし、スコーピオンとか持ってるかもしれないな。」
宇佐美「ヒメちゃんがどういう行動をとるかで、こっちの作戦も変わってくるね。」
三雲「はい。恐らく今回は、特に王子隊は僕を真っ先に狙うと思う。
もし姫坂先輩がバッグワームを着たら、僕たちはワイヤー陣を張らずに最速で合流だ。僕と空閑で、千佳を守る。」
空閑「りょーかい。」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 38人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：通りすがりのいぬ | 作成日時：2022年3月7日 16時
