【東リべ】ドラケンを好きな私と私を好きな半間くん【半間修二】

罪 ページ8

その日も半間くんは家まで送ってくれて頭を撫でて帰っていく



普段人を殴ってるなんて思えないくらい優しい手付きで頭を撫でた





ズルい人。





私はもっとズルい女


┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

「あ、雨降ったじゃねぇか仕方ねぇ。俺A送ってくわ」



また別の日私はマイキーと三ツ谷、ドラケンの4人で集まっていた



喫茶店の窓に大粒の雨が沢山ぶつかってる



「あ〜くそ、びしょ濡れだな。…お前っちここから遠いし。…はァ、連れてきたく無いが我慢しろよ」



喫茶店のドアから単車に向かっただけでこんなにもびしょ濡れなんて


ここから1番家の遠い私


ドラケンは嫌々ながらも家とは違う場所に愛機を止めた



『こ、ここって』



大人のお店と言う奴では？と考えてるとどんどん入っていってしまう



置いてかれる！と急いで付いていき店の中を歩いてる間も綺麗なお姉さん方が「ケン坊が女の子連れてきてる！？」と騒いでいる


「こんなとこだけど俺の部屋。ほらタオル、あとこれも好きに使えよ」



部屋に入るなりすぐさまタオルやら何やらを渡してくるドラケン。


指をさされた先には簡易的なシャワールームが設置されてる



「雨中々やまねぇみてぇだし…止むまではここにいろよ」


嫌なら良いけど、と自分もタオルで水分を拭き取るドラケンに首を振る



シャワーで温めて濡れた制服の代わりに用意された服に手を通す



ブカブカなロンＴはドラケンの物みたいだ。





『ドラケン…ありがと。服まで借りて』


「気にすんな。俺らが連れ出したんだし」



シャワーの音が聞こえる



その音に加え部屋越しに聞こえる喘ぎ声に耳まで熱くなる。




写真が沢山貼られててどれもマイキーや東卍メンバーとだ。


1枚を除いて


1枚は目立つ場所にエマちゃんと2人で映ってる

眺めているとシャワールームのドアが開く


上裸、濡れたままのセットされてない髪


初めて見る彼の姿にドキドキしっぱなしだ。



私にそのまま近付いて真隣に座り込むドラケン






思春期男女2人きり、彼シャツ状態の私。

ましてや聞こえる喘ぎ声。何も起きない方が可笑しくない。

色っぽく中学生には見えないドラケン

シャワーのせいなのか体や顔がほんのりピンクがかってる。



あ、やば




その少し赤みを孕む顔が近付いてくる


これは、


キスされる

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