【東リべ】ドラケンを好きな私と私を好きな半間くん【半間修二】

罰 ページ3

怖かった…。


女乗せてるから信号は止まんねぇとな？♡とご機嫌な彼はスピードこそ早いもののそれ以外の交通ルールは守ってる





ヘルメットは付けてないけど。



エンジン音に混じりながら彼が私を呼ぶ



「なー、もう着いたっての。流石に俺折れる」



潮の香りに目を開けると海岸が目の前に広がる


エンジンを切っても尚しがみつく私に満更でもないのだろう



ニヤニヤしながらこちらを見ていた。



勢いよく離して落ちるようにバイクから降りる



『ここ、どこ…？』


「Aちゃんず〜ッと叫んでたから目ェ瞑ってたんだろ。」





「俺がAちゃんに振られる度来る海♡」



サラリと罪悪感に襲われるようなことを言わないで欲しい。



ドラケンだったらもっと気を使って連れてきてくれたろうに




「ま〜たドラケンの事考えてるだろ」



我に返ると海じゃなく半間くんの顔がドアップ。



慌てて後ろに下がると半間くんはケタケタ笑いながら


「ドラケンの為に可愛くなってくのは腹立つけど可愛くなるAちゃん見れんのはこのポジも悪くねぇかも♡♡」


またまたサラリと言ってのける彼に顔が赤くなるのが分かる



ドラケンにも可愛くなったとか、言われたことないのに…



空いた口からは空気しか漏れず更に半間くんの笑いを誘う




半間くんも東卍のメンバーだったら、



少しは好きになれてたのかな

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