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キセキとラノベ 228 ページ18

*








タイムアウトを取った誠凛は、火神を褒めていた。見ていた彼らからしたら、それは当たり前だった。
あの場面で、よくボールを戻した、と。



「…とは言えどうする?戦況が依然厳しいことに変わりはないぞ」


「黒子の新しいパスも、あれは体への負担が大きいからバカスカ使えないからな。何より青峰相手に連発は危険だ」



それを聞いて、日向は小さくよし、と呟いて立ち上がる。



「じゃ、とりあえずここは俺が外から一本取るわ。伊月パスくれ」



その言葉に、リコと棚倉を除く全員が一度固まった。
そんなみんなを見ながら、日向は続けた。



「桐皇のDFは現状、中から特に堅いから、外にもう少し気を向けさせる。とりあえずそっからもう一度組み立てよう」



その言葉に、リコは頷く。



「……オーケー、頼んだわよ日向君!」


「おー」



そう軽く返事をした日向。タイムアウト終了のブザーを聞きながら、コートに戻っていく。

その様子に、思わず河原は心配そうに言う。



「なんか…大丈夫ですかね主将(キャプテン)…」


「ん?」


「なんかユルいっていうか…」



それに笑って答えるのは小金井。



「何言ってんだよー、むしろ逆じゃん」


「え?」


「自信あるからこそのセリフだろー」



日向がボールを受け取り、構える。
桜井がついて、警戒していたが。



「……いいのか?そんなに遠く(・・)て」



その言葉に驚きながらも、警戒を続けていた…のにも関わらず。日向は、自分から離れた、だいぶ後ろにいた。それに反応出来ず、口からこぼれそうになった言葉を自分の中でとどめた。

_________と!?っえ!?っ遠ー!!?


そして、日向の手から放たれたボールは、ゴールを綺麗にくぐったのだった。




*

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西谷彩香(プロフ) - 濁音さん。さん» ありがとうございます、気づきませんでした(笑)助かりました、修正しておきます! (2016年3月31日 8時) (レス) id: 237a91988d (このIDを非表示/違反報告)
濁音さん。(プロフ) - すいません、239話のイグナイトパスが、家族するパスになってます(ボソッ (2016年3月31日 7時) (レス) id: 0179ac39f9 (このIDを非表示/違反報告)
西谷彩香(プロフ) - 叢桜牙さん» 毎度コメントありがとうございます!なかなか更新出来なくはなりますが、勉強の休憩がてら、ちまちま更新していきます! (2016年2月13日 3時) (レス) id: 90630990a2 (このIDを非表示/違反報告)
叢桜牙 - お知らせ読みました。しばらく寂しいですけど、受験頑張ってください。 (2016年2月12日 23時) (レス) id: a6d00fee4e (このIDを非表示/違反報告)
西谷彩香(プロフ) - 叢桜牙さん» ありがとうございます!更新、頑張ります。これからもよろしくお願いします! (2016年2月4日 17時) (レス) id: 90630990a2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:西谷彩香 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/kunimi251/  
作成日時:2016年2月2日 23時

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