厨二病 5名 ページ6
「A」
「んー?…ああ、すまない。何だ?」
「変わり身はやっ!何の用で来たんだ?」
あーっと、何の用だったか。脳にしっかりインプットしたはずなんだが…あぁ、あれだ。
「校内を案内をしてもらおうかと思ったがやめる」
「は?」
この変化に気づかないだと!?こいつ本当にトサカ以外のなんでもないじゃないか。
「窓の外を見たまえ。闇に覆われていく…何かが起こるはずだ!」
「天気予報で降り出すって言ってたな…」
「やっくん!危ないから外に出ないようにね!」
「…わかった。」
(ありがとう、夜久。のってくれて…)
「では、俺がいるべき空間へ帰るとしよう。兄貴、また会おう。やっくんバイバイ!!」
「なあ黒尾、Aちゃんって厨二病?」
「ああ、結構前から…」
「そうか。可愛いから黙ってればモテると思うんだけど…」
夜久の言う通り。
Aは確かに小・中の途中まではモテていた。男子の目がウザいとよく聞いていたし。
「そうなんだよ。前はすごい愛されキャラだったのに…」
「ぜってぇ原因お前だろ。」
俺は意味が分からず首を傾げる。それを見た夜久が「わかってないのか?」と言わんばかりの呆れた顔で俺を見た。
「お前妹だからって可愛いなって毎日言ってただろ。」
「言わねーし。なんでだよ!?」
可愛くてもそんなキモいことはしねーよ!俺夜久にどう思われてんの!?
「だったらお前の厨二病がうつったんじゃねーの?」
「え、俺って厨二病!?」
「『俺たちは血液だ…』っていうのお前が考えただろ?」
「おう。」
「ああいう、空想しがちな考えをするやつを厨二病っていうんだ!」
「そうなのか…でもあのセリフかっけえじゃん!変えねえからな!!」
「そういうと思ったよ…」
「ヤベ、先生来る。また休み時間。」
「おう。」
(黒尾…厨二病の自覚なかったのか。無自覚が一番こえーわ。)
夜久がそんなことを考えているとはつゆ知らず、クロはAのこと、自分が厨二病だということについて考えていた。
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塩キャラメル(□-□)なのだよ(プロフ) - 赤髪の桜さん» 著作権?の関係上、少し歌詞変えてます(笑)でも気付いてくれてありがとうごさいます!! (2016年11月12日 21時) (レス) id: 930d503b85 (このIDを非表示/違反報告)
赤髪の桜 - すみません、ニャッとするもドャッてなっていましたよ? (2016年11月12日 20時) (レス) id: 4b4301a4fe (このIDを非表示/違反報告)
赤髪の桜 - チルドレンレコードの歌詞がイヤホンからヘッドホンになってましたよ? (2016年11月12日 20時) (レス) id: 4b4301a4fe (このIDを非表示/違反報告)
あめ - 私とネ友の部屋って調べて下さい! (2016年3月27日 22時) (レス) id: fb9a47fe32 (このIDを非表示/違反報告)
あめ - 塩キャラメル(□-□)なのだよさん» すみません!!あの、ここで話すのもなんですのでミナコイっていう所に来てください!!あっ、でも無理ならいいですよ! (2016年3月27日 22時) (レス) id: fb9a47fe32 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:塩キャラメル(□‐□)なのだよ | 作成日時:2015年5月10日 19時