【HQ!!】 研磨 「…クロには妹がいて」 夜久 「その子は黒尾以上の厨二病」

厨二病 20名 ページ23

次の日


「んん〜っ！おはよーございます。やっくん先輩。」

「…スースー……スースー」


な、なに…！？もう起きてると思ったらまだ熟睡中！？
………これは神が俺に与えたチャンスだ。携帯用意。連写準備完了。


パシャパシャパシャパシャ


３分後

ほわわわわ〜っ！！寝顔可愛すぎでしょ〜！
ヤバい、学校に行かなくては！


「やっくん先輩っ！！起きてください！ヤバいですって！時間！！」

「？ふぁぁ〜……ん？時間？…ヤバいヤバい！！」


ようやく目が覚めて気付いたのかやっくん先輩は飛び起きた。


「朝ごはんいいですから行きましょっ！」

「いや食パンくわえて行ってもいいから食え！」


オカンですか！？マジでお母さん！？って、兄貴起きてないような…？


「やっくん先輩！パニーニ起こして来ます！」

「おう！任せた！起きなかったら顔面殴ってもいいからな！思いっきりぶっ飛ばせ！」

「了解です」


せっかく降りた階段を上って兄貴が寝ている部屋に向かう。またすっげえ頭してるんだろうな。


コンコンココン


「パニーニをつくーろーっ！ドアを開けろーっ！一緒に遊ぼう！どうして出てこないのー！？」

「う、うるせぇ！」

「は？ざけんなよ？だから研磨に嫌われるんだよ。」


この俺に口答えとはいい度胸だ。
兄貴の弱点の研磨を口にすると嘆いた。


「俺研磨に嫌われてんの！？つかドア開けんなよ！？」


開けんなって言われて開けないやつがいるかバーカ！！


バンッ

「うおっ！？」

「ブッｗｗなにその頭ｗｗｗｗｗギャハハハｗｗｗ」

「俺愛用の枕じゃねえからできないんだよ！！」


何ができないのかというと…ｗｗいつものあのバッカみたいな頭。あの寝癖ができないそうだ。んなの知らねーよｗｗ「学校行きたくねえ」とかほざいてるバカを引きずりながら俺は階段を下りた。なんか「いってぇ！いてぇつってんだろ！？」とか聞こえるけど無視無視。


「遅かったな…？誰」

「俺だよっ！昨日の風呂上りの時も見ただろーが！」

「あー、お前か。髪下ろしてる方が絶対にモテる」

「あの寝方だけは譲らないっ！！」

「めんどくさっ！」


俺たちはパニーニを引きずりながら学校へ向かった。
なんかやっくん先輩がめっちゃあくびしてるけどどしたんだろ？

厨二病 21名→←厨二病 19名

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す