アイドルは私にとって別世界の住人でした。[九条天]

6話 ページ6

「……馬鹿っ！？」






助けてくれたのは凄く嬉しい。でも、初対面に馬鹿は酷くないですかね、！？









「だって、本当のことでしょ？」





「ほ、ホントのことって…！？」







うん。ここまで言われたら頭に来るよね？ 普通。







どんな顔してるんだろう？








意地悪そうなブスい顔してるんかな？









見てやろうと思って顔を上げたら私は、物凄くびっくりした。









物凄くブスい顔してたからではないよ！？ その真逆だね。








「……は？」



びっくりして、間抜けな声を上げてしまった。







おっと。目の前の"美青年"が、にやりと笑って

「そんな間抜けな声を上げるから特にね。」

とか言いやがりましたぜ！？









そんな場合では今ない。

私には物凄く危険というフラグが立ってる。







どうすればいい？？ 逃げればいい？？









普通"ファン"なら叫ぶよね？



いや、生憎私は、"君のファン"ではないのだよ。









まぁ、一様普通の人のように呟こう。



「なんで、"九条 天"がこんな所に……？？」




っと。

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