７話 黒塗りの高級車 ページ9
各々の自己紹介が終わったあと少しの間談笑をしていた。
すると、突然「あのさ」と、風螺が話題を切り出してきた。
風｢僕たちをここに呼び出した意味ってなんなんだろう」
深｢そうだな。５時丁度とか言って肝心の呼び出し人がいないってどういうことだよ｣
日｢確かにもう５時半すぎてますよ」
スマホを見ながら日和はそう言った。
深／風｢……！？」
桜｢どうしたの、二人とも？」
不自然な反応をした二人に桜羽は不思議に思った。
風｢…気づいたかい土方君」
深｢ああ…ものすごい数の殺気が外から感じる｣
日｢えっ、なに？」
深弥と風螺は目の前にある大きなシャッターを凝視しながら微動だにしない。
深弥は小声で日和と桜羽に言った。
深｢日和と桜羽はどっか、物陰に隠れておけ｣
日｢えっ？」
桜｢日和ちゃん隠れよう」
日和は半ば強制的に桜羽の手に連れられて奥の物陰に隠れていった。
其れを確認した風螺は息をついて再びシャッターを見る。
風｢さて…そこにいるんでしょ？隠れてないで出ておいでよ。そちらがなにもしてこない限り僕たちも何もしないから」
しばらく沈黙が続いた。
すると、その沈黙を破るかのようにさび付いたシャッターがきいと音を立て上に上がり始めた。
風｢ふうむ…残念ながら僕たちを呼び出した人じゃないようだ」
深｢ああ、本当に残念だ｣
音を立てながら開くシャッターが半ばまでいくと、大体の人数がみてとれた。
ざっと５０人ぐらい、真っ黒なスーツに身を包んだ謎の大人たちである。彼らがここに呼び出した本人ではないことは手に持ってあるモノでわかる。
彼らの手には拳銃、ある者は日本刀、ある者はバズーカ砲。一人一人がここの武器を持っている。深弥たちを読んだ張本人であれば、少なくともこんな危険な武器は持ってこないはずだ。
深｢なんだこの数は。まさかただの非力な子供をこんな大勢で相手とるってことか。大人げねぇなぁ｣
大｢なにが非力な子供だ」
大人の一人の誰かが言った。
大｢お前らが異能力を持っていることはわかっているんだ。しかも戦闘系の、な」
何故それを、という考えが深弥の頭の中を一瞬よぎった。しかし、この言葉を口にしたところで相手はしゃべらないだろう。
風｢だったら僕たちをどうするつもりなんだい」
大｢それはこれからわかることだ」
一人の大人が拳銃の引き金を引いた。
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とりっぴー(プロフ) - 名無しさん» 可愛いと思います！めっちゃ童顔なんで( ´艸｀) (2018年8月2日 20時) (
レス) id: d877de1a29 (このIDを非表示/違反報告)
名無し - 風螺かわいいイメージが湧く(´∀`) (2018年8月2日 19時) (レス) id: 8a96e91b77 (このIDを非表示/違反報告)
とりっぴー(プロフ) - 名無しさん» ありがとうございます！！！私もそのようなコメントを頂きとても活が出ます！！今後ともよろしくお願いします！(*´ω`*) (2018年8月2日 19時) (レス) id: d877de1a29 (このIDを非表示/違反報告)
名無し - これからの展開にワクワクさせられます！ (2018年8月2日 18時) (レス) id: 8a96e91b77 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：とりっぴー | 作成日時：2017年11月2日 22時
