沖と拓 3話 ページ3
―――――――。あぁ、もう外の光が無くなってる…。拓は…バイト行ったか。
｢やっちまったなー…｣
仕事ほっぽり出して拓と無我夢中でシてた…。
俺ってだいぶ淫らになったな、マジで。
｢げ｣
ふと見たスマホの画面に、不在着信の通知が8件、メッセージが451件…。親御さんと会社のヤツらだ…………。彼氏と仕事忘れて夢中でシてましたなんて口が裂けても言えん。
取り敢えず拓にメッセージを入れておこう。
『今起きた バイト終わったら連絡して』
送信完了したメッセージの送信時刻を見て驚いた。【2:48】…。しくじった…。もう拓は帰ってるはずだ。急いで送信取り消しする。
｢風呂入るか｣
ｼﾞｬｧｧｧｧｧｧｧ…
ｶﾞﾁｬ
誰かがドアを開けて脱衣所に入って来た。
拓…か？いやでももう寝てるはずだけどな…
｢拓？｣
恐る恐る聞いてみる。拓の友人かもしれない。
｢沖さん、スポーツドリンクとおにぎり持ってきたよ｣
拓だ。良かった。それに拓が作るおにぎりは疲労回復に最適だ。滅茶苦茶有難い。
｢あぁ、ありがとう。置いておいてくれ。｣
｢…｣
拓がいきなり黙った。珍しい。
｢拓？｣
｢沖さん。。。｣
｢俺…沖さんとずっと一緒に居たい…｣
何言ってんだこいつは。当たり前じゃないか。俺だってずっと一緒に居るつもりだ。拓をずっと支えていける。なんて言えなかった。あまりにも拓の言葉が重すぎて。
｢あぁ。そうだな…｣
俺はそんな素っ気ない返事しか出来なかった。俺は疑問に思った。何故拓の言葉が重かったのか、何故急にそんな事言ってきたのか。何かあったのだろうか。
｢沖さん…俺は…俺はどうすればいいかな…｣
｢何だ、なんかあったのか｣
俺は何気なく聞いてみた。あまり拓に負荷をかけないように、遠慮させないように。
｢沖さんは…。大切な人の前から自分がいきなり消えてしまうかもしれないって、それで大切な人を苦しめてしまうかもしれないって、そんな風に思った事、ある？｣
拓の声は震えていた。俺は何があったのか分からなかった。俺は拓が何を言おうとしているのか分かりたくなかった。きっと、知ってしまったら俺は壊れてしまうから。
｢ないかな…。拓は……ある、の？｣
でもやっぱり知りたくて、知らなきゃいけないから、聞いてしまった。
｢あるよ…昨日、母親から電話があったんだ。『あの変な好みは治ったの？』って。変な好みって、俺がゲイだって事だよね…。｣
｢…。｣
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彩沙(プロフ) - ゆーちゃんさん» ありがとうございます！作ってて麻里ちゃん良い子だなーと思ってました…。沖さんがこの後どうなったのかは考えてませんが、ちゃんとイケメンにしてくのでお楽しみに!! (2019年10月12日 22時) (
レス) id: f192a19238 (このIDを非表示/違反報告)
ゆーちゃん - 麻里ちゃんの性格が好きすぎてヤバイ。沖さぁぁぁぁん！！！好きだよぉぉぉぉぉぉぉぉ！！！ (2019年10月12日 22時) (レス) id: 8dc8a9480c (このIDを非表示/違反報告)
彩沙(プロフ) - ゆーかさん» ゆーかさんありがとうございます…！投稿頑張ります！ (2019年9月16日 19時) (レス) id: f192a19238 (このIDを非表示/違反報告)
ゆーか - 彩沙さんお久しぶりです！オリジナルでここまで書けるのすごい…これからも投稿頑張ってください！楽しみにしてます！ (2019年9月16日 18時) (レス) id: 8dc8a9480c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：彩沙 | 作成日時：2019年9月15日 21時
