沖と拓 1話 ページ1
｢沖さん｣
彼は俺の名前を呼んで、俺の上にのしかかってきた。
｢拓、もう朝なんだけど｣
｢無理。沖さんが可愛いんだもん｣
｢拓…今日俺仕事だしお前もバイトだろ…｣
俺がそう言うと、彼はしょんぼりした顔で俺の部屋を出ていった。
バタン
｢はぁ…行きたくねェ…｣
俺は沖(おき)。ごく普通の家庭教師だ。主に小学生の担当をしている。それに顔も性格も貯金額も学歴も、何もかも普通だ。
でも、俺には誰にも言えない秘密があるのだ。
それが彼――――、拓(たく)だ。
拓は普通の男子高校生。部活はしていないが交友関係も広く、充実した学生ライフを送っている。
何故彼が俺の秘密なのかと言うと、拓は俺の旧友の従兄弟で、俺の彼氏でもあるからだ。
拓は俺を名字で『沖さん』と呼ぶ。でもたまに下の名前で読んでくるのが萌える。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――
俺は手っ取り早く着替えを済ませ、リビングへと向かった。
ガチャリ
｢あでっ｣
｢!!!??｣
俺が開けたドアの丁度軌道に、拓が座っていたのだ。
｢拓…?!何でこんな所に座ってんだ…｣
｢ご、ごめんなさい…。でも…沖さんパワーが足
りないから…｣
まったく…拓は天然でちょいちょい抜けてるところがあんだよ…
クッソ可愛い…仕事行きたくねェ…
｢あーもういい！仕事行かない！拓のせいで仕事行けなくなった!!｣
｢何で…?!俺…沖さんが好きなだけなのに…
もしかして沖さん機嫌悪い？｣
｢違う、拓が悪いの。拓が可愛いから…｣
ドサッ
拓が顔を赤らめて俺の顔を見てる。可愛い。だんだんいじめたくなってくる…
｢沖しゃん…?｣
｢っ///｣
｢んっ、沖しゃ…んんっ｣
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彩沙(プロフ) - ゆーちゃんさん» ありがとうございます！作ってて麻里ちゃん良い子だなーと思ってました…。沖さんがこの後どうなったのかは考えてませんが、ちゃんとイケメンにしてくのでお楽しみに!! (2019年10月12日 22時) (
レス) id: f192a19238 (このIDを非表示/違反報告)
ゆーちゃん - 麻里ちゃんの性格が好きすぎてヤバイ。沖さぁぁぁぁん！！！好きだよぉぉぉぉぉぉぉぉ！！！ (2019年10月12日 22時) (レス) id: 8dc8a9480c (このIDを非表示/違反報告)
彩沙(プロフ) - ゆーかさん» ゆーかさんありがとうございます…！投稿頑張ります！ (2019年9月16日 19時) (レス) id: f192a19238 (このIDを非表示/違反報告)
ゆーか - 彩沙さんお久しぶりです！オリジナルでここまで書けるのすごい…これからも投稿頑張ってください！楽しみにしてます！ (2019年9月16日 18時) (レス) id: 8dc8a9480c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：彩沙 | 作成日時：2019年9月15日 21時
