続・従兄弟が最強なんだが【呪術廻戦】

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古い床が軋む音がして、やって来たのはクソ親父。その両脇には異母兄弟の母親たちがいて、私を見た瞬間露骨に嫌そうな顔をした。




『どうもー、ご無沙汰してまぁす、若作り頑張ってますかー？』




手を振りながら満面の笑みで言う。もう私はやられっぱなしの弱い私じゃない。





「相変わらず品のない小娘だこと」




『品がないって言われちゃった。ねぇ悟、私って品ない？』




「それを補うだけの可愛さがAにはあるから大丈夫だよ」




フォローになっているのかよくわからないフォローをありがとう。嘘でもそこは品があるって言って欲しかった。





「A」




1番聞きたくなかった声で私の名前を呼ばれた。





『名前ご存知だったんですね。呼ばれた記憶が無いためご存知ないのかと思っておりました』




笑顔を貼り付けて目一杯の皮肉を言ってやった。




「…………その減らず口がいつまで聞けるか見ものだな。この見合いが終わればお前は強制的に高専を退学し、家に入ってもらう」




『は？』





「最強を作れ。種馬はこの際術式さえあればいい。肝心は母体のお前だ。お前の術式を 2つとも受け継ぎ、六眼さえ生まれてくれれば、五条家は御三家でも優位に立てる」





結局変わらない駒扱いだ。クソ親父は言いたいことだけ言ってこの場を去っていった。




『……明日の正装、白地に水色の花柄の着物にしようと思うんだけどいい？キヨ』




「ええ待って僕の色じゃ〜〜〜ん！！」

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