ぼくは溺れる

あずきくん ページ6

A「お腹いっぱいですねー」


宮田「ねー！そろそろいい時間だし、お開きにしますか。」


菜月「そうだね、あー楽しかった。俊哉も玉森くんも急だったのにありがとね〜」


急遽始まった4人での飲み会も


そろそろお開きムード


宮田「みんなで連絡先交換しない？」


菜月「あはは！合コンみたい」


宮田の提案で


Aちゃんと菜月さんのLINEをもらって


AちゃんのLINEのアイコンに目が止まる


「Aちゃんのアイコン…」


A「あ！うちのワンちゃんでーす」


「飼ってるの？」


A「そうそう。豆柴のあずきくん」


「かわいい」


A「そでしょ。裕太くんのアイコンもワンちゃんだ」


「トイプーのキャメル」


A「かわいいな〜」


「実家で4匹飼ってて、犬昔から好きなんだよね」


A「実家だとなかなか会えないね」


「うん。実家がそんな近くなくてさー。犬不足になったらあずきくんに会いにいこっかな」


A「あはは。あずき喜ぶよ」


「あはは！あずきくんとお散歩しに行くわー」


犬好きって共通点が見つかって


あずきくんとAちゃんと散歩したいなー


なんて考えてると


宮田「俺と姉ちゃん、方向おんなじだからタクシー、一緒に乗ってくわ！」


あっという間に宮田兄弟は帰ってって


俺とAちゃんも


おんなじタクシーで帰ることに。

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