ぼくは溺れる

ズボラと大食い ページ5

お酒は進み


みんなが程よく盛り上がってきた頃


話題は恋バナに。


菜月「Aは本当よくモテるよね。彼氏常にいるじゃん？」


A「いや、そんなモテないですって。菜月さんが恋愛奥手すぎるだけ！」


宮田「羨ましいな〜俺なんか彼女1年くらいいないよ」


A「宮田さんこそモテそうですけどね。でも、わたしも今はフリーです」


菜月「あれ？彼氏いなかったっけ？」


A「1ヶ月前に別れちゃって」


菜月「え！1年くらい付き合ってなかった？すごいいい人そうだったよね？」


A「んー、まあ色々あって、ざっくり言うなら食の好みが合わなかったから…かな？」


宮田「あはは！理由えぐいな！」


菜月「出たよ。Aのズボラ。玉森くんは彼女いそうだよね」


「俺も半年くらいいないですね」


宮田「仕事忙しいもんなーたま」


A「仕事忙しい時ほど恋愛したいー！ってなりません？あれ？わたしだけ？」


菜月「Aだけでーす」


「「あははは！」」


わたしだけかーって


わざと拗ねた顔して日本酒を


ちびちび飲むAちゃんを


かわいいな、って思って。


やっぱモテるのかーって俺もちょっと拗ねて


でも彼氏いないって情報に


1人、テンションがあがる


菜月「どっかにお金あって、頼りがいあって、いい体のイケメンいないかなー」


A「いませんよー菜月さーん。自分から出会い求めに行ってくださーい」


菜月「あはは！うるさいわ！Aはどんな人がタイプなの？なんか毎回彼氏の雰囲気、全然違うよね？」


宮田「Aちゃんのタイプ気になる！」


A「えー、なんだろ、好きになった人がタイプって感じだからな。改めて考えたことなかったなー」


宮田「強いていうなら？」


A「んー、あ！でも、たくさん食べる人がいいですね」


なるほどねー


なんてみんなが頷く中、


今日は限界まで食おう、と心に誓った

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