自宅警備員それは絶滅危惧種【文豪ストレイドッグス】

３３話 ページ35

貴「芥川先輩助けてー(棒)」
真顔＆棒読みで言う
私には演技の才能がない
そういえば中学の頃は白雪姫に抜擢されたのだが、演技が下手過ぎて背景の木の配役にされた事もあったなー




芥「Aさん！！」
芥川先輩はいつも表情一つ変えないというのに、今に限っては目を見開き少し焦りが見える



それもそうだろうポートマフィアの首領に傷一つ付けるなと言われているのだから
私に何かがあれば芥川でもどうなるか分からない、焦って当然だろう

なるべく私も体に傷がつかない様に心かけるとしよう
その為にはあまり喧嘩を売らない方がいいだろう




「庇っている所からして、彼女を人質にすれば貴方でもそう容易く手出しできないでしょう？」
男はまたもやいけ好かない笑顔でニコニコと笑う


ムカツクゥ、お前の顔面にパイ投げしてやろおォか？あァん？
自分でも分かる今きっと私の顔はひどいことになっている




芥「貴様その汚い手をどけろ！！、貴様が触って良いお方ではない！！」
芥川はドスが効いた声を発し、目が血走っている
どこからどう見ても完全に危ない奴だ





「フフフやはり、彼女はただ物ではないらしいですね....このままお持ち帰りしてポートマフィアを脅せばどうなるのでしょうかね？」
芥「貴様ぁあああああ！！」




お持ち帰りだと？
という事は今日も家に帰れないという事なのだろうか？
冗談じゃない！！



本当であれば今日新しいスマホを買いに行く予定だった
それなのに森鴎外に意味の分からないお仕事１日体験をやらされるなんて...なんて日だ！！！



この私がスマホを２日間も触れないで生きていけると思うか？
ムリだ！！
今にも手が痙攣しそうだ



それにこのムカツクゥ男の顔我慢ならない









私の体は限界に近づいている精神的に....

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